太陽にほえろ!
1972年7月21日から1986年11月14日・全718話
日本テレビ

プロデューサー(日本テレビ):津田昭、岡田晋吉、清水欣也、山
口剛、川口晴年、中村良男、酒井浩至、服部比佐夫
プロデューサー(東宝):梅浦洋一、梶山仗佑、新野悟
企画・原作:魔久平(共同ペンネーム)
原案:小川英
音楽:大野克夫

http://www.teletama.jp/drama/index.html





第131話 刑事の胸の底には…

脚本/小川英、杉本容子 監督/斉藤光正
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七曲署では鑑識からの結果が出るのを待つ間、みんなイライラ
しながら署で待っていた。デンカがやってくると、西脇を殺害
した凶器のナイフは永田のものと一致したと報告すると、ボス
は逮捕状を取るので捕まえてこいと命じる。
永田商事にいく一行は、永田を殺人容疑で逮捕しようとするが、
突然逮捕しようとするデンカに対してそれを止める男がいた。
どの殺人での容疑なのかと問うと、夕べのガード下殺人事件だ
という。永田のデザイナーが殺された事件かとして、犯行時刻
は確か午後22時前後。永田は犯人ではないという彼は、オレは
この人と一緒に居たとし、しかも横浜だという。自分は横浜湊
署の刑事・宮本顕司だとして手帳を見せる。永田は刑事との
付き合いも大切にしなければいけないことを口にするが、それ
でも一応署には来てもらうという。逮捕に踏み切った理由は何か
と尋ねられ、凶器の指紋だというデンカ。

山村でデンカは取調室で永田から事情聴取を行う。
西脇はあんたが経営する横浜の洋裁店のデザイナーだろうと
いう山村にブティックと言ってくれという。西脇は一週間前に
店を辞めているとし、店の金をごまかしていたからだという。
本当は金をゆすられていたのではないかと問うと、現場付近で
あんたらしい人を見た目撃者がいるという。指紋も一致してい
ること。それだけなのかと問う永田。
長さんは取調中目撃者に面通しすると、確かにあの人だという
メガネの目撃者。しかし永田は辞めさせる3日前に西脇のアパート
に行き横領した金を返せと言ったこと。その際に彼のナイフで
果物を切るために使ったのでその時の指紋だろうと語る。
永田は出て行く中、証言者が刑事でも遠慮はしないとしてデンカは
凄むが山村はそれを止める。

長さんは確かに目撃者は彼だと言っているという。
確か西脇にはブティックで働く親しい女性・由美が居ただろうと
して彼から話を聞いてこいとボスは命じる。

ブティック"OHARA"。
店長の久美子は従業員の今日子に対して由美ちゃんはどうしたのか
尋ねるとまだ出社していないという。あの子は気まぐれな子だからと
いう。デザイナーがああなってしまったので店の方は秋風が吹いて
いるという久美子。そんな中ドアから入ろうとする宮本の姿を
デンカは確かに目にする。急いで宮本を追いかけ上の階へと向かう。
タバコの吸い殻があり確かにそこには人が居たように思われた。
今ここに宮本がいたことを久美子に話すが勘違いだろうとして交わさ
れる。西脇が殺された夜のことを尋ねると、店を閉めてから永田と
宮本の三人で世間話をしていたという。そんな中男が入ってくると
久美子はタバコはちゃんと消すよう告げる。しかし今まで灰皿にある
吸い殻とは違う銘柄だと気がつく。

デンカは後輩の刑事が湊署に勤務していた為に呼び出して話を聞く。
宮本という刑事はどんな人物なのか。信頼出来る人物なのかと尋ねる
と、もしかすると捜査の根底からひっくり返るかも知れないことだと
いう。すると宮本はウチの署のエースなのは確かで迷宮入りに
なりそうな事件も解決して来たが、数年前から・・・と言いにくそう
に語る。デンカは暴力団の戸川組と繋がっているのだろうという。

デンカはボスに報告するとこれは宮本の偽証だと語る。しかしボスは
宮本は良いとして由美の件はどうなったのかと問う。オレはお前に
由美に逢えと命令したハズだとし、分かっているのであれば何故由美
を探さないのかという。宮本は一人の証言者に過ぎないのだと
いうボス。デンカは今から由美を探してくるというのでテキサスも
付いていく。

由美のアパート"清涼荘"に行くと、近くには所轄の刑事の車が
多数止まっていた。女性の被害者だと聞いてデンカも遺体を見せて
もらうと由美だった。しかも室内には宮本が捜査をしていたので
ある。デンカは宮本と話したいとして、由美の捜査状況を教える
よう迫る。彼女は西脇の愛人であり、西脇殺人事件は七曲署の管轄
だという。捜査上の秘密と言いたいところだが由美は自殺だという。
身辺整理をしてジュースの中には青酸カリを入れて飲んだものだと
いう。これ以上は湊署の管轄だとして越権行為に当たるとデンカ
を非難するのだった。
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このエピソード随分前に見たんですよね。
もう1ヶ月前くらいに見て居るのでちょっと覚えていないところも
多く感想をかける程に覚えていない。間違えていたら済みません。
正月の忙しい時に取りあえず見たので、覚えている内容は、潜入捜
査官の若林豪さんがあまりに格好良く写ったというところだろうか。

当初は潜入捜査官役の宮本は殺害の容疑者の永田のお抱えの便利屋
で悪徳刑事・横浜港署の役だった。
完全に司法妨害をしている宮本。
目撃証言でも永田が犯人だということが確認されているが、宮本の
影響力が大きいこと。

同僚に聞いても横浜港署のエース的人物で、迷宮入りの事件を数々
解決させたけど、数年前から暴力団の戸川組と繋がっている
疑いがあるとして、署内でも疑われている様子。
更には麻薬中毒ではないかとする疑いまで出てきた。

ただドラマでは冒頭からボスがこの事件に消極的な姿が有り、
どの辺りから事情を聞かされていたのだろうか。
ボスが自宅に集まれとして署員を集めた際にみんなに事実を語り
近いうち麻薬の大物との取引がある事実を知る。

宮本の正体がバレるという事態に発展。
尾行していたデンカも捕まり、味方ならば同じ刑事を殺せるはずだ
ということで、宮本はデンカを殺した振りをさせて彼に取引場所
の紙を手渡していた。

そして最後に愛している人と結ばれる為に、一係が手回しして、
立ち去る宮本の前に彼女を連れて行くというプラットホームでの
出来事にはなかなか良い味が出ていましたね。しかし6年前に婚約
していたとのことなので、よくそこまで彼女も待っていたな。



藤堂俊介 …… 石原裕次郎 (七曲署・一係のボス、係長)
山村精一 …… 露口茂 (山さん)
石塚誠 …… 竜雷太 (ゴリさん)
島公之 …… 小野寺昭 (殿下)
野崎太郎 …… 下川辰平 (長さん)
三上順 …… 勝野洋 (矢追町派出所から異動、テキサス)
長山久子 …… 浅野ゆう子 (チャコ)

宮本顕司 …… 若林豪 (横浜湊署・潜入捜査官)
外村みち子 …… 倉野章子 (横山町の電信電話局勤務)
永田 …… 蜷川幸雄 (永田商事・社長)
久美子 …… 工藤明子 (ブティック経営)
永田の部下 …… 森下明
宮本の部下?? …… 佐田淳
西脇 …… (ブティックのデザイナー、殺害される)
由美 …… (ブティック店員・西脇の愛人)
今日子 …… (ブティック店員)

若原初子
ピーター・ウィリアムス、エンベル・アルテンバイ



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