太陽にほえろ! 1972年7月21日から1986年11月14日・全718話 日本テレビ プロデューサー（日本テレビ）：津田昭、岡田晋吉、清水欣也、山 口剛、川口晴年、中村良男、酒井浩至、服部比佐夫 プロデューサー（東宝）：梅浦洋一、梶山仗佑、新野悟 企画・原作：魔久平（共同ペンネーム） 原案：小川英 音楽：大野克夫 http://www.teletama.jp/drama/index.html 第142話 真実はどこに？ 脚本／小川英、四十物光男 監督／山本迪夫 -------------------------------------------------------- 鹿児島。 15年前に逮捕した元七曲署の小谷警部に対して、原田は出所し 小谷が鹿児島に赴任したことを聞いて殺害しようとして追いつ める。お前は本当に無実だったのかと問うと、原田はそうで なければ誰がこんなマネするのかと語る。小谷に向けて発砲 するが、ゴリや長さん、テキサスが現れそれを止める。小谷は 足に銃弾を受けるが、大事には至らず。原田は車に乗って逃走 するとゴリと長さんが追いかける。しかし突然原田の車はブレ ーキが聞かず、コントロールを失って防波堤に突っ込んで命を 落とす。 遅れてやってきた小谷は原田を助けるのだとして、15年前の 真実を知るのはヤツだけだと語る。 七曲署と県警幹部らが集まる中、これまでの経緯を語る。 原田は強盗殺人で15年の服役。その間死ぬまで自らの無実を叫 んでいた。当時事件を担当したのは私だとし、復讐しようと 襲ってきたのだという。出所して数日のこと。しかしこれは事故 を装った他殺である事を告げ車に細工されていた事を語る。 小谷に対して今まで原田が有罪だと訴えていたのに、小谷本人 が彼を無実と認めるのか。15年前の私の誤認逮捕かどうか 世間が騒いでいるのは聞いているが、今は原田殺しの犯人を あげるだけだという。聞き込みと協力者たちから改めて話を聞き、 原田に小谷に居場所を教えた情報屋の横村を取り調べることを 告げる。しかし今のところめぼしい情報は何も無かった。 ボスは真犯人説には反対の立場を表明する。小谷のことについて はよく知っているがでっち上げなど論外として、曖昧な証拠で 立件する人ではないという。それではやはり原田が犯人だったと いうのか。犯人ならば何故盗んだ3500万円を持っていないのか。 ボスは原田の無実かどうかは別として、それに負けない謎が有る と語る。あくまで仮説だが殺したのは原田の共犯者ではないかと いうこと。真犯人説も一つの仮説ならこれも仮説。同じ仮説なら 私は15年前の小谷の直感を信じたいという。 城山観光ホテル。 ボスは身支度して東京に戻る準備をする。ボスだけでなくデンカ とゴリも戻ろうとしていた。テキサスはその行動が分からないとし て非難する。小谷さんは今一番苦しんでいる時だと。すると ゴリたちは15年前の事件は何処で起きたのかと尋ねる。七曲署管内 だろうとして、捜査を辞めるのではない事を語る。 テキサスは小谷と行動を共にして聞き込みを続ける。 その間小谷は本部に連絡すると捜査部長はちょっとした情報が入って 来たという。市内のエンジンオイル販売店に東京から2人連れの 見慣れぬ男達が来たとのこと。年齢は30歳前後だという。 そんな中小谷は突き飛ばされて危うく轢かれそうになる。 テキサスに早く犯人を追えと支持するが逃がしてしまう。 テキサスは東京のボスにも小谷が襲われたことを報告。原田殺しは 小谷の知っている男かも知れないなと。山村は15年前に小谷が取り調 べた容疑者や参考人を洗うべきだと語る。 -------------------------------------------------------- 藤堂俊介 …… 石原裕次郎 (七曲署・一係のボス、係長) 山村精一 …… 露口茂 (山さん) 石塚誠 …… 竜雷太 (ゴリさん) 島公之 …… 小野寺昭 (殿下) 野崎太郎 …… 下川辰平 (長さん) 三上順 …… 勝野洋 (矢追町派出所から異動、テキサス) 小谷しょういち警部 …… 長門勇 (鹿児島県警に栄転) 鹿児島県警捜査部長 …… 稲葉義男 原田けい次郎 …… 曽根晴美 (出所した男) 小谷きょう子 …… 京春上 (警部の娘) 横村 …… 上田忠好 (情報屋) 殿山浩司 …… 水村泰三 (殿山不動産) 鹿児島県警幹部 …… 北川陽一郎 甘栗屋 …… 大村千吉 林寛一、浦野和夫、阿久根正博 福田しん、邦創典、井上雄介、小海とよ子