俺たちの旅
(1975年度10月期・日曜20時枠)

企画:岡田晋吉
プロデューサー:中村良男、奈良邦彦、山本剛正
脚本:鎌田敏夫(1)(2)(4)(5)(6)(7)(10)(14)(18)(19)
畑嶺明(8)(9)(11)(15)、桃井章(3)(5)(12)(17)、水木凡(13)
剣持亘(16)
監督:斉藤光正(1)(2)(5)(6)(11)(12)(15)(16)(18)(19)
出目昌伸(3)(4)
小山幹夫(13)(14)、土屋統吾郎(7)(8)、恩地日出夫(9)(17)
大森健次郎(10)
音楽:トランザム

http://www.bs-j.co.jp/oretachinotabi/



第19話 新婚旅行がまた大変です
--------------------------------------------------------
グズ六と紀子の結婚式が行われる。
式が終わった紀子の両親は、あの結婚式は一体何なのかと激怒。
あんな男に娘をあげるなんてと落ち込む。
グズ六は式当日に足を挫いて松葉杖でやってきて、式ではカー
スケとオメダに支えられながら、式を挙げたのである。
しかも指輪交換の場では、指輪を落とすという粗相をしてグダ
グダになっていた。
グズ六は紀子の両親にこれからもよろしくお願いしますと告げる
が、君にお父さんと呼ばれる度に胃が痛いと言われる。紀子
は我が儘を言ってごめんなさいと謝罪すると、お前が幸せなら
ばそれで良いと告げる。
グズ六達は翌日新婚旅行に行くことになる。

一方カースケとオメダは、箱根の
シャトーテル赤根崎でアル
バイトする。グズ六の結婚式の費用を稼ぐために働いたアルバ
イト
"東洋埠頭豊洲"で働いた時は酷かったなと思い出す。
カースケたちは熱海駅からホテルまでの道案内役をする為に
駅前でお客達を待つ中、そこには客の中にグズ六と紀子の姿が
有った。九州に行くと言ってなかったのか?と尋ねると、結婚
費用なども借りた身分でそんな贅沢はしていられないという事
と、かつて紀子が熱海に来たことがあり、とても良い印象が
有ったのでここに来たという。

グズ六たちを部屋に案内するカースケたち。
二人っきりになるのを邪魔するかのようなカースケたちに、
早く出て行けと告げる。アイツらの働いている所に来るなんて
不吉だと告げる。
更にフロントにいくと、なんと世界教育販売・営業部長の谷昌彦
や野中順子、森田和子たちが来ていた。カースケたちは挨拶に
いくと、予約をとった順子と和子の手違いで、部屋は予約され
ておらず、しかもホテルはほぼ満室の状態だった。唯一空いて
いる部屋は娯楽室兼用の部屋。そこでカースケたちは、グズ六
たちの部屋に女性陣を泊めることにし、男性陣は娯楽室に
泊まることになる。グズ六は嫌だとするが、順子と和子には
お世話になっているだろうとし、紀子も許可しているという
事で仕方なく相部屋になる。

--------------------------------------------------------

ついにグズ六と紀子が式を挙げ、近場の熱海に新婚旅行にいく。
しかしそこはカースケとオメダがアルバイトしている旅館で、
しかもそこには世界教育販売・営業部長らも社員旅行として
やってきて皆鉢合わせになる。

部長の哀愁漂うシーンが描かれる話があるとは思わなかった。

彼の家庭の事情が語られ、彼の人柄の良さ故にかつての仲間で
あるカラサワによって騙された事。
いつも怒鳴り散らしている姿しかなかった彼が、かつてはドジ
と呼ばれ、現在のグズ六のような存在であった事が判明する事は
どれも部長の意外な一面として感じるものだった。

グズ六の働いている会社の部長の話なので、彼がもっと関わら
なければならないものだろうけど、今回もドラマを主導したの
はカースケで、彼にとって見れば自分と出会った人全ての人は
幸せになって欲しいとの思いで動いているのではないかという
関わり方を見せる。

かつての級長で嫌みな男に一泡吹かせるために、紀子を使って
優越感に浸ろうとする辺りも面白く、結局バレてしまう辺りも
このドラマっぽい味付けか。

真屋順子さんが部長の妻役だったけど、とても若い。
子役の役割も大きく、ケンカして別れそうになる両親の間に
入って仲裁役を果たそうとする所など、とても涙ぐましい感じ。
子供が持っている人形ってモンチッチだっけか?

津村浩介 …… 中村雅俊 (カースケ、修学院大学)
中谷隆夫 …… 田中健 (オメダ、修学院大学)
熊沢伸六 …… 津坂まさあき (グズ六、紀子の彼)
山下洋子 …… 金沢碧 (バスケ部のマネージャー)
中谷真弓 …… 岡田奈々 (オメダの妹)
中谷美保 …… 八千草薫 (オメダの母)
竹内紀子 …… 上村香子 (グズ六の彼女)
竹内健太郎 …… 北村和夫 (紀子の父)
竹内綾子 …… 津島恵子 (紀子の母)

谷昌彦 …… 穂積隆信 (世界教育販売・営業部長)
野中順子 …… 丘淑美 (クズ六の同僚)
森田和子 …… 関谷ますみ (クズ六の同僚)
山下茂夫 …… 瑳川哲朗 (洋子の父)
山下幸子 …… 小林千登勢 (洋子の母)

坂田大五郎 …… 名古屋章 (たちばな荘の大家・食堂いろはの主人)
坂田奈美 …… 水沢有美 (大五郎の一人娘)
浜田大造 …… 森川正太 (ワカメ、浪人生"たちばな荘")


谷さちえ …… 真屋順子 (昌彦の妻、熱海の実家で別居)
級長 …… 下川辰平 (昌彦の旧友、最上興産の営業部長)


山科ゆり、梅津栄、鈴木麻子


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system