愛の嵐
(1986年・フジテレビ昼ドラ)

原作:「嵐が丘」(エミリー・ブロンテ)
企画:出原弘之
音楽:坂田晃一
脚本:大久保昌一良、白井更生、下飯坂菊馬、清水曙美
演出:山本隆則、松生秀二、福田真治、小野俊和、花堂純次
プロデューサー:松村明、平野一夫、小野俊和


第16話
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嵐の夜、猛の部屋に言ったひかるは階段から落ちて気絶する。
猛はそんなひかるのために、嵐の中、彼女が求めていたリンドウ
の花を取ってくる。
朝、ひかるは母・絹に猛の気配がするとして、扉を開けてくれる
様頼む。すると嵐に打たれてボロボロになった猛の姿があった。
手にはリンドウの花。ひかるに対する一途な思いとは逆に力尽
きて、高熱で倒れる猛。肺炎が起これば助からない時代故に
ひかるは猛に接触することが許されず、身の回りの世話は
ハナが行う。ひかるはハナに容態を聞くと峠を越えたことを
聞かされる。

信治からピアノを教わるひかる。ハナは二人の元に紅茶を持って
くる。絹もやってくると、信治は若いですねと絹を誉める。
冗談はよしてと言いながらも嬉しそうな絹。

一方伝右衛門は和尚の元を訪れていた。和尚のお陰で文彦が
改心したことに感謝する伝右衛門。しかし油断は禁物である事
を聞かされる。伝右衛門は、猛が気持ちの上で随分助けてもら
った事を口にする。そんな彼が現在珍しく高熱にうなされている
事を語る。もうすぐ用水路の工事も始まるので、実に間が悪い
と呟く。

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猛はひかるへの気持ちを証明するために・・・

嵐の中、彼女が求める花を摘んで持って行く。
ナレーションにも有ったが、肺炎を起こせば助からない時代性
も有って命がけって所なのだろうか。

用水路の工事が始まる

猛の気合いが入るのは勿論、伝右衛門も鼻が高いらしい。
文彦は朝食の時に、失敗したら父が恥をかくとプレッシャーを
かけるわけだけど、まぁ失敗するって事は考えづらいかな。

ハナと猛が急接近

ハナが工事の手伝いをすると自ら名乗り出たために、ハナは
家を離れて猛の元に行くことが多くなる。元々はひかるの世話
役として雇われた彼女だったが、勝手な行動に怒ると共に、
猛と接近しているのが許せない様だ。

ひかるは不愉快な感情と闘う

ハナと猛が仲良くする姿。それを見掛けるひかる。喜助がひかる
の気持ちを逆なでするようにお似合いの新婚さんの様だと
語る辺りが切ない。

信治の意図は?

絹の事を随分おだてているような気がする。
何らかの意図があるのかどうか。
ひかるに好意を寄せているって事はないのかな。

ひかるは猛を妬かせようとする。

信治の事を送ると称して猛に信治との関係を見せつける。
ひかるが遠くの世界に行くのではないかという不安を感じる
猛というナレーション通り、このまま遠くに言ってしまうのか。
ひかるにしてみれば、猛とハナの関係を気にしているし、難儀
な展開だね。


川端猛 …… 吉村英哉 (孤児)
三枝ひかる …… 谷本重美 (長女)
三枝伝右衛門 …… 中尾彬 (主人、甲州の大地主)
三枝絹 …… 江波杏子 (妻)
三枝文彦 …… 中村久光 (次男)

喜助 …… 江藤漢 (使用人)
トラ …… 千うらら (使用人)
コマ …… 長谷川純代 (使用人)
うめ …… 市川千恵子 (使用人長)

中村はな …… 佐賀朋美 (使用人)
信治 …… 柄沢次郎 (沢村病院の息子、文彦の友達)
吾一 …… 笑福亭笑瓶
和尚 …… 内田朝雄

ナレーション:中西妙子


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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