愛の嵐
(1986年・フジテレビ昼ドラ)

原作:「嵐が丘」(エミリー・ブロンテ)
企画:出原弘之
音楽:坂田晃一
脚本:大久保昌一良、白井更生、下飯坂菊馬、清水曙美
演出:山本隆則、松生秀二、福田真治、小野俊和、花堂純次
プロデューサー:松村明、平野一夫、小野俊和


第17話
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雨の日、信治はひかるのピアノレッスンの為に三枝家を訪れる。
その帰り猛がはなと仲良くしているのを見て、ひかるは猛に
見せつけるように信治と仲良くする姿を見せる。

絹は帰宅する伝右衛門と話し合う。
今日は一日中雨だったが、現場の作業が遅れないように猛が
頑張っていたこと。伝右衛門は仕事に一途な猛を誉める。
ひかるの話になり、女性の幸不幸は嫁ぎ先の旦那次第だという
絹は、ひかるは信治みたいな人と結婚すれば良いと告げる。
伝右衛門はまだ13歳だとするが、ひかるは信治の事を気に入って
いるようだという。

翌日、はなが腹痛で苦しんでいるのをひかるが目撃する。
はなは生理だった。トラとの会話でひかるはまだだろうと語って
いるのをひかるに聞かれてしまう。
一方猛は吾一から仕事が終わった後に、知り合いの御家人の所
に行き夜ばいをしないかと誘う。猛はそんな事はしたことがない
として、行くことを拒む。

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ひかると猛は思春期へ

ひかるは絹から、もうすぐ生理が来ることを教わる。
大人になる証拠だとして誇りを持って良いことだと告げる。

猛は女性にまだ目覚めていなかったが、周りで意識するような
事を次々と言われてたり見たりして、次第に興奮していく。

文彦は相変わらず穀潰し

尚子との関係がまだ続いており、母親から金を無心して彼女に
貢ぐ。しかし尚子から訳の分からないごねり方をされて別れる
事になる。
文彦ならば商売の女性でなくても、それなりに恋愛できそうな
気もするが、やっぱり本人の性格が災いしているのだろうか。

酒も飲まず女も知らないつまらない奴だと

信治に猛はそのように言われてしまう。
その事が発端で猛は、女性を意識するようになった。
はなの入浴を覗こうとするとは思わなかったが、はなにとって
は微妙な物なのか。

絹は信治におだてられて満更ではない

伝右衛門が女心を無視した発言をすることで、絹はスネて
しまう。私はひかると姉妹だと言ってくれている人も居ると
思わず口にする。


川端猛 …… 吉村英哉 (孤児)
三枝ひかる …… 谷本重美 (長女)
三枝伝右衛門 …… 中尾彬 (主人、甲州の大地主)
三枝絹 …… 江波杏子 (妻)
三枝文彦 …… 中村久光 (次男)

喜助 …… 江藤漢 (使用人)
トラ …… 千うらら (使用人)
コマ …… 長谷川純代 (使用人)
うめ …… 市川千恵子 (使用人長)

中村はな …… 佐賀朋美 (使用人)
信治 …… 柄沢次郎 (沢村病院の息子、文彦の友達)
吾一 …… 笑福亭笑瓶
尚子 …… 丘裕子 (女芸者・文彦の女)
技師・鈴木 …… 趙方豪

ナレーション:中西妙子


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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