愛の嵐
(1986年・フジテレビ昼ドラ)

原作:「嵐が丘」(エミリー・ブロンテ)
企画:出原弘之
音楽:坂田晃一
脚本:大久保昌一良、白井更生、下飯坂菊馬、清水曙美
演出:山本隆則、松生秀二、福田真治、小野俊和、花堂純次
プロデューサー:松村明、平野一夫、小野俊和


第22話
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朝一番にひかるが猛の番小屋にやってくる。
ひかるは猛とハナの間に何もないことを知るために、隠れて
二人の事を監察したいという。するとそこに伝右衛門もやって
くる。今日ハナの母親が産気づいたので彼女を実家に帰したと
いう。伝右衛門は猛に、番小屋での生活は不便ではないかと
尋ねるが、孤児院に行く前は橋の下のような場所で暮らしてい
たので、それに比べれば快適だという。猛は赤い大きな鳥居の
有る神社の賽銭箱の所に捨てられていたのである。伝右衛門は
この仕事が終わったら母親のことを探してないかと告げるが、
とっくに死んだものだと思っていること、一度も逢いたいと
思ったことはないと告げる。伝右衛門は猛に家に戻ってこないか
と告げ、ひかるが物足りないと言っていることを告げるが
それを断る。伝右衛門はハナが猛の番小屋の世話係を申し出た
事は、猛の世話がしたかったのかと思い、猛の事を察する。
伝右衛門が帰った後、猛がハナに対してそういう気持ちが有っ
たのかと勘違いしたひかるは、もう二度と帰ってこないでと
告げて出て行ってしまう。

ひかるは文彦に声を掛けられるが、ご立腹の彼女。
文彦は絹にひかるが現在ヒステリーである事を告げる。
朝ご飯も食べずに行くひかるに、絹は注意するが、ひかるは
それでも機嫌が直らず。
そんな中、ハナは子供が産まれたことを報告にやってくる。
男の子だというと、絹は旦那様に名前をつけてもらったらどうか
という。イサムという名前はどうかという伝右衛門に、ハナは
お礼を告げる。絹はひかるに学校から帰ってきたら一緒にハナ
の家に見舞いに行こうと言うが、私は赤ちゃんなど嫌いだと
言って学校に行く。
しかしひかるは学校には行かずに和尚のもとにいくのだった。

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ひかるは感情を露わにする

猛と伝右衛門のやりとりを聞いて、猛とハナの関係をますます
疑いの目で見ることになる。
ひかるの嫉妬は家族中に被害を及ぼす事になる。

ハナの母は出産

男の子が生まれたようだ。
伝右衛門から暫く実家に帰る許可をもらい、ひかるとの三角関係
は沈静化するかに思えた。しかしイネという女性が臨時で世話
係としてやってきた事で、更にひかるの嫉妬の火が灯る。

ひかるは学校をサボる

行った場所は和尚の元。
かつて猛が和尚の元に行き、愛について悩みを暴露したけれど
今度はひかるが悩みを告白しに行くことになる。
和尚はひかるが猛の事を好きだ知って微笑ましい様だ。

猛の仏像が完成

かつて和尚の元に行った際に、仏像を見て感慨を受けていたけど
猛も自ら木彫りで仏像を作っている姿があった。
今回番小屋にその仏像が飾ってあった。

文彦はひかると猛の関係で両親に忠告する

ひかるが猛の元に行っていることを指摘するが、伝右衛門は
猛のことを信用しているようだ。

文彦は家の金を盗む

また大事になるのかと思ったけど、今回はすぐに伝右衛門に
発見させられた。どんな罰があるのかと思ったけど、大した
事がなかったな。そして絹の対応が甘すぎる!


川端猛 …… 吉村英哉 (孤児)
三枝ひかる …… 谷本重美 (長女)
三枝伝右衛門 …… 中尾彬 (主人、甲州の大地主)
三枝絹 …… 江波杏子 (妻)
三枝文彦 …… 中村久光 (次男)

喜助 …… 江藤漢 (使用人)
トラ …… 千うらら (使用人)
うめ …… 市川千恵子 (使用人長)

中村はな …… 佐賀朋美 (使用人)
技師・鈴木 …… 趙方豪
吾一 …… 笑福亭笑瓶
山崎 …… 皆川衆 (妻が出産)
イネ …… 長島裕子
イネの父 …… 斉川一夫
和尚 …… 内田朝雄

ナレーション:中西妙子


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