愛の嵐
(1986年・フジテレビ昼ドラ)

原作:「嵐が丘」(エミリー・ブロンテ)
企画:出原弘之
音楽:坂田晃一
脚本:大久保昌一良、白井更生、下飯坂菊馬、清水曙美
演出:山本隆則、松生秀二、福田真治、小野俊和、花堂純次
プロデューサー:松村明、平野一夫、小野俊和


第29話
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ひかるは番小屋に行った際に、マムシに噛まれて倒れてしまう。
猛が急いで処置して医者を呼んだ為に、一晩は熱が出るかも知
れないが大丈夫だという。
絹ははなとゆきに看病する様命じるが、猛は自分にその役目を
させて欲しいと告げる。ゆきは文彦がひかるの事を番小屋に
連れていったのは猛だと言っているが、実際には違うことを
指摘しそれでも良いのかと告げる。

絹は猛がひかるの看病をしているのを知って部屋に戻るよう
告げるが、せめて熱が下がるまで看病させて欲しいと頼む。

絹は伝右衛門に、二人は隠れて逢っているのか?と問い、間違い
が有れば世間の笑いものになると告げる。伝右衛門は分別の
無い奴らではない事を告げる。

徹夜で看病した猛。はなが朝様子を見に来る。
ついにひかるを目覚めると、猛にやっぱり居てくれたのねと
つぶやき手を握り合う。

文彦は母に影で猛が何をしているのか分からないと告げ、今回
の一件もマムシに噛まれなければ分からなかった事だと告げる。
早いところひかるに婿を取らせて、猛にも小作人の子と結ばせ
たらどうかという。はなとは似合いのカップルである事を語る。

ひかるは立ち上がりはなと話をする。昨日の記憶が無いという
が、はなは医者は手当てが良かったので助かったと言っていた
事を語る。猛がひかるを背負ってきたときには、全身が泥と
傷だらけだった事を聞く。
ひかるは猛の元を行き、少しだるいけれど平気だという。
猛は命の恩人であり、意識の混濁する中でも猛の声が聞こえた
という。死んじゃダメだと言ったことで、あの声が私を助けて
くれたのだと語る。

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猛とひかるの恋の行方は?

互いに愛し合う姿があることを、絹も伝右衛門も知っている。
絹は早いところ猛を誰かと結婚させてしまおうとして、ハナに
結婚の件を持ちかける。しかしハナにしてみれば、彼がひかる
の事を好きなのを知っているからね。

伝右衛門の気持ちは?

なんと伝右衛門はひかると猛を結婚させようとしている事を知る。
絹は猛のことを血筋の面から語り、三枝家に血の汚れたもの
を入れることを拒む。
これまで猛の三枝家への貢献を見れば、そんな口は聞けない様な
気もするんだけどね。

身分の違い

地主である三枝家にとっては、やはり世間の目があるらしい。
しかしそれでも伝右衛門はひかると猛を結婚させようとして
動いていたね。

勇作のひかるに対する劣等感

大河原家は、小作人の出という事もあって、三枝家に対する
劣等感は存在している。金を幾ら稼ごうともそういう現実は
覆らない事を指している。

喜助は新天地へ

なんと喜助は一家で東南アジアの方に移住するみたいだ。
これで三枝家に貢献する人がまた一人いなくなるのかな。


川端猛 …… 渡辺裕之 (孤児)
三枝ひかる …… 田中美佐子 (長女)
三枝伝右衛門 …… 中尾彬 (主人、甲州の大地主)
三枝絹 …… 江波杏子 (妻)
三枝文彦 …… 佐藤仁哉 (長男)

大河原静子 …… 福田公子
大河原勇作 …… 長塚京三

中村はな …… 千野弘美 (使用人)
ゆき …… 立原ちえみ (使用人)
医者 …… 亀井三郎

ナレーション:中西妙子


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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