愛の嵐
(1986年・フジテレビ昼ドラ)

原作:「嵐が丘」(エミリー・ブロンテ)
企画:出原弘之
音楽:坂田晃一
脚本:大久保昌一良、白井更生、下飯坂菊馬、清水曙美
演出:山本隆則、松生秀二、福田真治、小野俊和、花堂純次
プロデューサー:松村明、平野一夫、小野俊和


第48話
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勇作に出て行けと言われたひかるは実家に戻る。ハナが仕事を
しており、絹はひかるが帰宅したことを歓迎する。
父の仏壇に手を合わせると、絹に対して先日あんな事を言って
おいたのにごめんなさいと告げる。猛が刺された事を告げ、
それは自分を守るために刺された物だと語る。一晩付き添った
だけだが、勇作には誤解された事を告げる。8年間も共にして
私をそんな女としか思わないなんてと失望していると、絹は
自分のせいでひかるを悩ませている事を謝罪する。しかしひかる
は自分の判断で生きているのだと告げる。ひかるは絹に少し
落ち着いたら一緒に海を観に行かないかと誘う。

勇作の元に章次とウォーリー軍曹がやってくると、川端カンパ
ニーは勇作の会社と物資の取引をするという。勇作は西野の仲介
によって副知事が動いてくれた物だと勘違いするが、これは
あくまで猛の会社との個人的な取引であることを告げる。書類
にサインしてもらえれば物資を届けると告げ、社長は勇作と
直接逢いたがっている事を語る。

そんな取引の様子を聞いて大河原家では、猛に完敗だと告げる。
勇作はひかると猛の間に何か有るように言った妹・秀子のせい
だと告げる。誤解だと分かった今、ひかるを戻した方が良いの
ではないか?とするが、何と声を掛ければ良いのか分からないと
いう勇作。父の政之助は誠心誠意頭を下げれば良いとするが、
それは出来無いという。文彦に間に入って貰えばどうか?と告げ
るが、浮気を見つかったために無理だという。こういう時こそ
三枝家に信頼を得ている父・政之助に間に入って貰うのが良い
として無理矢理役目を押しつけられる。

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ひかるの帰郷

勇作に猛とひかるの関係を疑われて追い出されたひかる。
絹はそんな事で戻るなと言うかと思ったけど、現状ではひかる
に対して顔が上がらない絹。

猛は勇作に情けをかける?

猛の会社は勇作の会社に食料を供給するという。
契約書の存在が有ったけど、何らかの裏工作がしてあったり
するのかな。猛は人殺し以外は何でもしてきたって言ってたし
何処かで牙を剥きそうな気もするんだよね。

勇作の誤解

猛は本当にナイフで刺されていたと言うことで、立場のない
勇作。こういう時だけ父を頼りにするのだからどうしてよう
もない。しかし政之助は三枝家に信頼されているので、予想
以上に効果的だね。

文彦が再び荒れる

唯一の心の拠り所だった友子があっさりと勇作に浮気した事
によって、文彦は泥酔状態で実家に帰る。
絹は長男だからとして甘やかせたことに今さらながら後悔する。
ひかるは自分よりも文彦の方が辛いとして、気を配るけどね。

絹の決断

これ以上、ひかるのことを三枝家の犠牲にしたくないとして
絹は戻らないようひかるに告げる。そんな時、タイミングよく
猛が現れるのだから期待させる物があるな。

しかもひかるの作った像を見て、ひかるの心も相当猛に揺り
動かされているだろうからね。


川端猛 …… 渡辺裕之 (孤児)
三枝ひかる …… 田中美佐子 (長女)
三枝絹 …… 江波杏子 (妻)
三枝文彦 …… 佐藤仁哉 (長男)

大河原勇作 …… 長塚京三 (大河原旅館、金融業)
中村はな …… 千野弘美 (使用人)
大河原静子 …… 福田公子 (勇作の母、旅館の女将)
大河原秀子 …… 芦川よしみ (勇作の妹、専門学校生)
大河原政之助 …… 犬塚弘 (勇作の父)

友子 …… 松阪隆子 (文彦の彼女)
富田章次 …… 国枝量平 (バーのマスター)
ウォーリー軍曹 …… 矢作幸裕

ナレーション:中西妙子
JAZZ 柳オールディーズジャズバンド


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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