愛の嵐
(1986年・フジテレビ昼ドラ)

原作:「嵐が丘」(エミリー・ブロンテ)
企画:出原弘之
音楽:坂田晃一
脚本:大久保昌一良、白井更生、下飯坂菊馬、清水曙美
演出:山本隆則、松生秀二、福田真治、小野俊和、花堂純次
プロデューサー:松村明、平野一夫、小野俊和


第49話
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ひかるは優作と喧嘩し家を追い出されて実家に戻る中、そこに
猛が東京からやってくる。何時でも驚かせるのねとひかるは彼
に告げる。一晩中付き添っていただいて誤解されたのではないか
として、猛は済まなそうにする。ひかるは私のために来てくれた
のか?と問うが、猛は勇作に会いに来たことを告げる。
絹もまた奥から出てきて、ひかるを心配してきてくれたのか?
と告げるもそれを否定する。そんな中、勇作もここにやってくる。

猛は勇作に逢うと単刀直入に、三枝の屋敷を事務所として当面
使わせて欲しいと告げる。変わりに進駐軍の余剰食料に関しては
大河原家に売るという。今此処で返事が欲しいという猛。
勇作は絹に意見を求めると、この家はとっくに三枝家のものでは
無いと告げる。勇作は事務所で改めて話をしようという事になる。

ハナは猛が帰郷したと聞き、またこの家で暮らすのか?と尋ねる
も絹は、出来ることならば断りたい事を告げる。猛は昔の猛
とは違うこと。大河原と手を組む男になってしまった事を嘆く。

秀子は猛と逢うと、ひかるの言うことは何でも聞くのねと嫌み
を言う。あの晩は本当に付き添っていただけなのか?という問い
かけに、猛は私も来ていたことを知らず章次に言われるまで
知らなかった事を告げる。しかしひかるの事を思い続けていた
事だけは確かねという。

勇作はひかるに対して、猛の考えは何なのか?と問う。もしかし
て三枝の家を事務所にする件はひかるが猛に頼んだのではないか
と疑う。アイツの目は欲しい物はどんな事をしても手に入れる
獣の目だという。しかし勇作は今にアイツをはいつくばらせて
やると意気込む。

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猛は三枝家を事務所にする。

大河原に反撃するための拠点にすることなのかな。
山梨進出の第一歩という事なのだろうけど、東京の事はもう
良いのだろうか?

取りあえず食料を回す変わりに、この提案を勇作に持ちかける。

絹は相変わらず猛に失望する

絹は猛に何を期待しているのだろうか?
猛が三枝家の為に動いているとは思わないのだろうか?

なんとなく絹の主張は綺麗事のような感じもする。

猛と秀子の関係

猛が非情な男ならば、秀子を使って、勇作をいたぶることは
可能なんだろうな。秀子は猛と踊ることで、彼に魅力を感じて
居る様子。事務所に関しても、敵情視察という名目を使って
猛に会いに行こうとしている様な感じだった。

ひかるは勇作から信頼を受ける

洋風懐石料理をメニューに加えようと提案。
味付けは全て和風だという。それを聞いて勇作は、店のことを
真剣に考えているとして彼女を評価する。

勇作は盲腸に倒れる

もっと重症なのかと思ったけど、単なる盲腸だった。
彼が病院にいる間は、ひかるが大河原家の舵取りを行う。
しかしそれは猛と対立する立場になるという事。どんなぶつか
り合いが起こるのか。


川端猛 …… 渡辺裕之 (孤児)
三枝ひかる …… 田中美佐子 (長女)
三枝絹 …… 江波杏子 (妻)
三枝文彦 …… 佐藤仁哉 (長男)

大河原勇作 …… 長塚京三 (大河原旅館、金融業)
中村はな …… 千野弘美 (使用人)
大河原静子 …… 福田公子 (勇作の母、旅館の女将)
大河原秀子 …… 芦川よしみ (勇作の妹、専門学校生)
大河原政之助 …… 犬塚弘 (勇作の父)

石川 …… 小野泰次郎
医者 …… 平林尚三

ナレーション:中西妙子
JAZZ 柳オールディーズジャズバンド


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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