愛の嵐
(1986年・フジテレビ昼ドラ)

原作:「嵐が丘」(エミリー・ブロンテ)
企画:出原弘之
音楽:坂田晃一
脚本:大久保昌一良、白井更生、下飯坂菊馬、清水曙美
演出:山本隆則、松生秀二、福田真治、小野俊和、花堂純次
プロデューサー:松村明、平野一夫、小野俊和


第58話
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今日は猛と秀子の結婚式。その事実をひかるは誰からも知らさ
れずにいた。しかしひかるはハナに猛は何処に行ったのか?と
尋ねると、結婚式が有ることを告げる。ひかるは驚いた表情を
見せながらも、ハッキリ言ってくれれば良いのにと語る。
ハナは猛は酷すぎると非難するが、ひかるはもう8年もあの時か
ら経過していることを告げ、時は移り人は変わるのだと語る。

猛と秀子は二人だけの結婚式を挙げる。
ひかるは猛に急に会いたくなる。

唯一式に立ち会ったのは和尚だった。
和尚は猛に披露宴はしないのか?と尋ねる。自分は盛大に行おう
としたが秀子が嫌がったという。大河原家では政之助を除いて
結婚には反対している事を語る。秀子は兄から勘当された身で
あることを告げる。
和尚は本当は結婚には反対で、立ち会うことにも断ろうとして
いたという。お前は伝右衛門の為に大河原家を潰そうとして
いるのが分かったとし、猛が惚れた腫れたで秀子を嫁にする
筈がないと告げる。そして秀子はお前に命を賭けているのだと
告げると、猛は秀子も一緒に地獄に連れて行くという。
他の大勢の人が傷つく事を指摘し、誰が一番傷つくのか分かって
いるのか?と問う。

銀馬車の経営を猛が譲渡し引き継ぐことになる。
店名を
"ローズハウス"に変えて、今後は東京からもプロを招く
という。朱実には当面秀子の変わりに店を仕切って欲しいと
告げ、明日から営業を再開するので今日はみんなで飲んで欲しい
と告げる。

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いよいよ秀子と猛が結婚

猛は勇作に対してもあまり非情な姿を見せていない所を見ると
秀子に対しても直接傷付けるような事はしないだろうなと予想
出来る。

ハナは猛の結婚に非難

秀子との結婚はひかるの事を傷付けるものだとするけれど、
既にひかるは結婚し、妊娠している事実があるわけだし、そこ
まで過去に縛られなくても良いような気もする。

銀馬車からローズハウスへ

店の名前を変えただけで随分盛況な姿がある。

店にひかるがやってきて、猛と踊る。
これまで店では踊らずにいたのに、猛とは踊りたかったのかな。

私たちどんどん離れていくというひかる。
いつまでも美しく、昔のままで居て欲しいとする猛。
ガラス箱の人形ではないとするひかるだが、ひかるも猛に対して
そんな気持ちが存在するのではないか?

猛はロバート大佐との面会を取り付ける。

これで展開が好転する事はあるのだろうか?

三枝の屋敷

屋敷が建ったのは安政5年(1858年)。
1200坪、坪400円で、48万円の土地みたいだね。

猛は藤沢に頼んで勇作から屋敷を買い戻そうとする。

郷土博物館にするという名目で、三枝家の屋敷を藤沢が200万円
で買い取りたいと申し出る。しかし勇作も藤沢が猛と精通して
いるのを知って断る。

猛の計画の失敗

なんだか安易な方法だったな。
勇作は資金繰りに苦しんでいるのだから、債権を買い取って
猛が返済を求めて破産させるとか、現金が必要な状況をなんとか
作ってあげれば良いんだけどね。


川端猛 …… 渡辺裕之 (孤児)
三枝ひかる …… 田中美佐子 (長女)
三枝絹 …… 江波杏子 (妻)
三枝文彦 …… 佐藤仁哉 (長男)

大河原勇作 …… 長塚京三 (大河原旅館、金融業)
中村はな …… 千野弘美 (使用人)
大河原静子 …… 福田公子 (勇作の母、旅館の女将)
大河原秀子 …… 芦川よしみ (勇作の妹、専門学校生)
大河原政之助 …… 犬塚弘 (勇作の父)


富田章次 …… 国枝量平 (バーのマスター)
マネージャー …… 能登裕康 (キャバレー"銀馬車")
朱実 …… 麻生けい (ホステス)
稲垣 …… 坂田祥一朗 (勇作の部下、藤沢を尾行させる)
藤沢伸一 …… 村瀬正彦 (不動産屋、猛に協力する)
秘書 …… 吉見文 (勇作の会社)
ホステス …… 中村則子


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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