愛の嵐
(1986年・フジテレビ昼ドラ)

原作:「嵐が丘」(エミリー・ブロンテ)
企画:出原弘之
音楽:坂田晃一
脚本:大久保昌一良、白井更生、下飯坂菊馬、清水曙美
演出:山本隆則、松生秀二、福田真治、小野俊和、花堂純次
プロデューサー:松村明、平野一夫、小野俊和


第59話
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勇作は三枝の実家に訪れ、猛と会う。
もう少し上手くやれば俺に一杯食わせる事が出来たのになとし
下手な手を使わずに話し合おうという。1千万円であの家を買い
取らないか?とし、旦那のために買い戻すことは美談にも繋がる
という。しかし猛はこれでも実業家であり、価値のある土地
ならば幾らでも金を出すが、あの土地にそれほどの価値が有る
とは思えないという。貴方は相当資金繰りに苦しんでいるはず
であり、10万円の現金さえ喉から手が欲しいのだろうとし、
俺が本気で揺さぶりをかければ、大河原商会など潰れる事を
告げる。やれるならばやってみろという勇作は、闇成金上がり
に何が出来るとし、受けて立つ事を告げる。その会話を聞いて
いたひかるは二人を制する。勇作は喧嘩を始めたのはコイツだ
とし、ひかるに対して俺のしていることは不服か?と尋ねる。
ひかるは母のためにも家を残して欲しい事を告げると、お前も
敵側に付いたのかという。勇作はここに絶対レジャー施設を建て
ると告げる。
ひかるはこれ以上の争いはやめて欲しいと告げ、母も家を出る
覚悟はしている事を告げるが、猛は争いから手を引くことは
出来ないと告げる。

ひかるは母・絹の元に行くと、赤ちゃんは順調に育っていること
を報告。この調子だと男の子の可能性が有るという。
ひかるは絹に大河原の実家に帰る事を告げ、猛と勇作が争って
いる現状を語る。家を取り壊すことになるとしても話し合いの
結果納得したいとひかるは語る。話し合いをすれば分かってく
れるとし、私は今以上に強くなることを語る。


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最初の勝負は勇作の勝利?

勝ち鬨を上げるためにわざわざ猛の前に行く辺りが如何にも
勇作って感じだね。
ただ勇作も虚勢を張っているのか、資金繰りがうまくいってい
ない事は明らか。
猛が本気を出せば簡単に潰れるとする辺りも満更嘘ではない
のだろうね。ただ猛はなかなか本気を出さない所が違和感がある。

ひかるの顔色を伺う勇作

俺のしていることに不服か?とわざわざ質問する勇作だけど、
実家を潰そうとしている訳だから、そんなの言わずもがなって
気がする。それを知りつつも聞いていくのは趣味が悪いか。

ひかるは大河原家へ

義母の静子も反省しているのかしていないのかよく分からない
けれど、勇作の手前、あんまり態度を大きく出来ず、寝たきりの
フリ。そんな彼女にひかるは優しく接していく。

勇作は帰宅したことを喜び二度と手放さないと告げキスするけど
ひかるはちょっと嫌そうに見えた。

秀子にも踏み絵を強制?

猛は秀子に対して、土壇場になればどっちの味方をするか
分からないとし、夫婦は血の繋がりには勝てない事を指摘。
ただ秀子にしても兄との縁を切ってきたことも有って帰る所
は無いこと。例えどんな状況であれ猛の味方であることを
誓う。

秀子とひかる

今回秀子と猛の家にひかるが初めて訪れる。
新婚カップルの部屋にちょっと気持ちが揺られる所が有った
みたい。猛の背広を見てちょっぴり視線を落とす。

秀子とひかるが和解はするも、どんな事があっても猛は渡さない
事を宣言する。
まるで日本と韓国が竹島の領有権を争っているみたいな構図だな。


川端猛 …… 渡辺裕之 (孤児)
三枝ひかる …… 田中美佐子 (長女)
三枝絹 …… 江波杏子 (妻)
三枝文彦 …… 佐藤仁哉 (長男)

大河原勇作 …… 長塚京三 (大河原旅館、金融業)
中村はな …… 千野弘美 (使用人)
大河原静子 …… 福田公子 (勇作の母、旅館の女将)
大河原秀子 …… 芦川よしみ (勇作の妹、専門学校生)
大河原政之助 …… 犬塚弘 (勇作の父)

秘書 …… 吉見文 (勇作の会社)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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