愛の嵐
(1986年・フジテレビ昼ドラ)

原作:「嵐が丘」(エミリー・ブロンテ)
企画:出原弘之
音楽:坂田晃一
脚本:大久保昌一良、白井更生、下飯坂菊馬、清水曙美
演出:山本隆則、松生秀二、福田真治、小野俊和、花堂純次
プロデューサー:松村明、平野一夫、小野俊和


第66話
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大河原家の屋敷を取り戻したときには、一緒にひかるにも
戻ってきて欲しかったという猛に対して、私は大河原家を出る
つもりである事を語るひかる。
ひかるは絹に挨拶すると、絹は猛が屋敷を取り戻してくれたの
で最近は食欲も回復し、体調が良いことを語る。ひかるは母に
勇作と別れる決心が付いたことを語る。この気持ちだけは周り
がなんと言おうとも変えないつもりだとし、母に長い間心配
を掛けたことを謝罪する。勇作にはまだ言っていない事を語る
と、絹は私も同行しようか?という。しかし私の決心が固いこと
が分かれば勇作も分かってくれるだろうという。

そんな中、三枝家に電報が届く。
東京に出ていた文彦からだった。本日甲府に戻ってくるとの事。
一体何があったのか?と絹は心配する。この家が三枝の手に
戻ったことは手紙で知らせたという絹。折角だから文彦に会って
から帰れば?とするが、ひかるはまた来るとして大河原家に戻る。
今度来るときには良い知らせを運んでくると約束する。

ひかるは大河原家に戻るも、別れることを決心した為か落ち着く
事が出来なかった。
勇作は秀子が経営する"ローズハウス"にやってくると、店を
担保に金を借りて欲しいと頼む。高利貸しではなく信用金庫で
借りるという勇作は、どうしてもデパート建設に200万円が
足りない事を離す。秀子はデパート建設は諦めた方が良いとし、
実家の旅館まで抵当に入っている現状を指摘。しかし勇作は
甲府の財界に立つチャンスであり、自分の夢であることを語る。
秀子は担保にする変わりに条件があるという。それはひかると
離婚すること。猛が何故邪魔をするのか分からないのか?とし
ひかるを兄から取り戻したい一心だと語る。死んでも別れない
とする勇作に対して、喧嘩している限りはデパートは立たない
事を指摘し、ミスミス負けると分かっている投資には手を貸せ
ないという。猛が愛しているのはひかるだけで有ることを訴える。

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文彦の帰郷

ようやく友子と結婚して故郷に戻ってきた。
久しぶりに見る文彦はちょっとふっくらした?

猛に木刀を突きつけられて目が覚めたとの事だが、本当にお騒
がせ坊ちゃんだったな。

詩で食べることは諦めて、中学時代の先輩を頼って甲府新聞の
記者として働くみたいだ。

勇作も夢のためにプライドを捨てる

妹にあれだけボロくそ言っていたのに、結局は彼女の店を担保
にして金を借りて欲しいと頼む。200万円との事だけど、秀子も
素直に猛から金を受け取っていれば余裕に払えたのかも知れない。

猛と喧嘩している限りデパートは建たない

現在も猛は大河原にデパートを建てさせまいとして妨害して
いるのだろうか?
ブタ小屋の件で手を引いたかにも思えたけど、その辺はよく
分からない。大河原家の資産の目減りが問題なだけの様な
気もする。

文彦と猛の和解

文彦が猛に謝罪する事で、一応これまでのいざこざにも精算
されるべきものが有ったような気がする。ただ文彦はこれまで
にも何度も再生する機会に恵まれていたにも関わらず脱線
したからね。

絹が倒れる

冒頭で調子が良いと言ったことが、有る意味フラッグとして
作用してしまった感じだね。
まだ倒れるには早いような気がするけど、最終的には子供たち
が団結して三枝家を守っていくというような展開になるのかな。


川端猛 …… 渡辺裕之 (孤児)
三枝ひかる …… 田中美佐子 (長女)
三枝絹 …… 江波杏子 (妻)
三枝文彦 …… 佐藤仁哉 (長男)

大河原勇作 …… 長塚京三 (大河原旅館、金融業)
中村はな …… 千野弘美 (使用人)
大河原静子 …… 福田公子 (勇作の母、旅館の女将)
大河原秀子 …… 芦川よしみ (勇作の妹、ローズハウス)
大河原政之助 …… 犬塚弘 (勇作の父)


友子 …… 松阪隆子 (文彦の妻)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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