華の嵐
(1988年、フジテレビ、昼ドラ)

原作:長坂秀佳
脚本:田口耕三(1)(2)、下飯坂菊馬、大久保昌一良
プロデューサー:松村明、福田真治、井村次雄
企画:出原弘之
音楽:奥慶一
演出:松生秀二(1)(2)、花堂純次、福田真治、井村次雄



第2話
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乗馬している柳子の前に現れた一也に、柳子は男の野生に衝撃
を受けていた。

そんな中、旅行から戻ってきた
津川の部屋に行く柳子は、写真
が見たくなったと告げる。津川は雲の写真を撮るのを趣味にし
ており、先日も東北から北海道に掛けて写真を撮りに行って
いたのである。彼女のためにコーヒーを入れる津川は、見て欲
しい写真が有るとして、自分の友人である
伊能鳥彦の写真を
見せる。一度彼と会ってみないか?とするが、彼女はまだ20歳
故にもう少し自由でいたいと告げる。

一也は下宿先で目覚めると、着替えて一階へと下りていく。
庭では下宿の女主人・
タカの息子・正一が駒で遊んでいた。
一也はこれが上手く回せるようになればガキ大将にもなれると
して手本を見せて練習するよう指導する。
女主人は一階で居酒屋をしていた。一也がいつまでも一人で
居るのを知って嫁でも紹介しようか?と言われる。
タカの亭主は子供の手前死んだと言っているが、ろくでなし
なので別れたのだという。正一は人見知りが激しく誰にも
懐かないのに、一也にだけは懐いている事を不思議だという。
下宿して一年にもなるのに、一也が自分のことを何も話さない
事に水くさいとタカは告げる。

一也は
天堂物産という会社を経営していた。
情報屋の
山下から朝倉家の事を調べさせていた一也。
山下は金さえもらえば何でもするとしながらも、折角稼いだ金
をこんな事に使うのは勿体ないのではないか?と尋ねる。
しかし一也は、どんな事をしてでも景清を倒し、爵位を奪って
丸裸にし、土下座させてみせるという。しかし山下は、朝倉も
黙ってみている様な奴ではないと忠告する。
山下は手に入れた一族の調査書を彼に手渡す。

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柳子の元に少しずつ婿候補となるような男性の影がちらつく中
朝倉景清は広大な葡萄園を購入し、世界一のワインを作るという
夢を実行し始める。その事実を知った一也はどんな妨害工作に
出るのか。

柳子に群がってくる男性陣。
新聞記者の伊能だったり、片岡家の次男・元だったり・・・

元を演じているのが佐藤仁哉さんっていうところもポイントが
高いな。またしても渡辺裕之によってプライドを踏みにじられて
しまう役柄になってしまうのか。
随分愛の嵐の頃に比べると顔周りがふくよかになった感じも
する。

一也が何故金持ちなのか、その辺の設定はイマイチよく分から
ないけど、情報屋からの情報で土地を漁っていく辺りは、愛の嵐
の頃の復讐的展開と似たような所があるのかな。
渡辺裕之さんの胸回りの筋肉が、愛の嵐の頃よりも一層太くなり
もの凄く筋肉質になっている所が凄い。

取りあえず前回の最後に柳子と一也は乗馬中に面通ししたけ
ど、今回は強引にダンスする所まで至った。早くも柳子にして
みればミステリアスな男性として写っているようで、今後の展開
を期待させる。

朝倉柳子 …… 高木美保 (長女、20歳)
天堂一也 …… 渡辺裕之 (一人息子)
津川圭吾 …… 長塚京三 (叔父さん)
大森タカ …… 岩井友見 (一也の下宿の女主人)
朝倉景清 …… 高松英郎 (男爵)
朝倉貴久子 …… 稲垣美穂子 (景清の妻)
朝倉琴子 …… 早瀬優香子 (次女)
伊能鳥彦 …… 並木史朗 (新聞記者)
山下順造 …… 小宮健吾 (情報屋)
白坂彩子 …… 高須賀優香子 (柳子のライバル)
片岡元 …… 佐藤仁哉 (男爵の次男)
きぬ …… 町田博子 (朝倉家の執事)
杉山 …… 遠藤憲一、大谷一夫
少年時代の一也 …… 中田貴裕
富士乃(一也の母) …… 岐邑美沙子
正一 …… 大熊敏志 
秘書・マイ …… 松下真由子

ナレーション:中西妙子


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