華の嵐
(1988年、フジテレビ、昼ドラ)

原作:長坂秀佳
脚本:田口耕三(1-16)、下飯坂菊馬、大久保昌一良
プロデューサー:松村明、福田真治、井村次雄
企画:出原弘之
音楽:奥慶一
演出:松生秀二(1-5)(11-15)、花堂純次(6-10)(16)、福田真治
井村次雄



第16話
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"貴方はマリアだった"。
そう一也から言われた柳子だったが、結局二人は結ばれず、
柳子は鳥彦を選んでいく。
雨が降る中で、一也と柳子はびしょ濡れになる。

タカは一也が飲んだくれてずぶ濡れになっているのを見て
介抱する。気持ちは分かるが体に毒だという。すると一也は
突然タカに襲いかかる。しかしタカはそんな一也を殴り、
こんなつもりで世話をしてきたのではないという。
柳子が婚約したくらいでこんなマネして自分が恥ずかしくない
のか?とし、お前さんを見損なったと告げる。

翌朝、正一が学校に行った後、一也は荷物をまとめて出て行く。
タカに対して夕べは済まなかったとし、タカさんの言うとおり
自分は腹の底まで腐ってしまったという。しかし一晩寝て本来
の目的に目覚めたとし、自分にはやらなければならないことが
有るという。今まで長い間有り難うとし、一人になって自分を
たたき直したい事を語る。心配するタカに対して、決して遠くに
行くわけではないので、また時間があれば酒でも飲みに来る
という。気が変わったのならば意地を張らずに戻ってきてと
語るタカだった。

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柳子はついに鳥彦との結納を交わし、それを知った一也は深酒
で酔いつぶれる。そしてタカさんを傷付けてしまうが・・・

まさかタカの下宿先を出て行くとは思わなかった。
タカと一也は似たような年齢だし、彼女の息子正一との関係が
上手く行っていたこともあって、案外タカが一也の事を受け
入れていくことになっていくのかもと思っていたけど、互いに
恋愛感情は存在しないみたい。

鳥彦は一也に対して憧れの視線が有ったというのは意外だった
けど、まさか自分がそんな渦中に置かれるとは思わなかったの
かも知れない。

時は東条英機内閣。
戦争は避けられないとの風評が立ち、戦争反対派が逮捕されて
行く中で、戦争の中朝倉家の事を考えている暇なんて有るのか
な。

最後は柳子と鳥彦が指輪を交わしてキス。
柳子の中の一也への気持ちを抑えつつ結婚生活が果たして上手く
行くのか!?

朝倉柳子 …… 高木美保 (長女、20歳)
天堂一也 …… 渡辺裕之 (一人息子)
津川圭吾 …… 長塚京三 (叔父さん)
大森タカ …… 岩井友見 (一也の下宿の女主人)
朝倉景清 …… 高松英郎 (男爵)
朝倉貴久子 …… 稲垣美穂子 (景清の妻)
朝倉琴子 …… 早瀬優香子 (次女)
伊能鳥彦 …… 並木史朗 (新聞記者)
山下順造 …… 小宮健吾 (情報屋)
白坂彩子 …… 高須賀優香子 (柳子のライバル)
片岡元 …… 佐藤仁哉 (男爵の次男)
きぬ …… 町田博子 (朝倉家の執事)
少年時代の一也 …… 中田貴裕
早川富士乃(一也の母) …… 岐邑美沙子
正一 …… 大熊敏志 (タカの息子)
巴 …… 吉沢ゆかり

ナレーション:中西妙子


マイ …… 松下真由子 (一也の秘書)
たね …… 長谷川純代 (下宿の世話人)


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (6.0)

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