華の嵐
(1988年、フジテレビ、昼ドラ)

原作:長坂秀佳
脚本:田口耕三(1-16)、下飯坂菊馬(17-23)、大久保昌一良
プロデューサー:松村明、福田真治、井村次雄
企画:出原弘之
音楽:奥慶一
演出:松生秀二(1-5)(11-15)(21-23)、花堂純次(6-10)(16-20)、
福田真治、井村次雄



第23話
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柳子の元に片岡から電話が鳴る。
今夜陸運省の法務局長・大林が料亭・松木に来ることになった
ので柳子にも来て欲しいという。
柳子は母や圭吾に相談すると、圭吾はそんな大物が会いに来る
とは思えないとして反対。母も会わない方が良いとするが、
柳子はなんとか景清のスパイ容疑の汚名を晴らしたいとし、
朝倉家の為に会いに行くことを語る。圭吾は逢うならば弁護士の
深沢先生に相談してからにしないか?と告げる。

一方一也は召集令状が届いた親友の山下のために料亭・松木で
送別会を行う。お前には運があるので、部隊がやられてもお前
だけは大丈夫だと告げるが、俺はダメだという山下。酔う前に
お前との友情に感謝するという山下は、この事は死ぬまで忘れ
ないと語る。

柳子は片岡と料亭で会う。片岡は先ほど大林から連絡があり、
30分遅れると言うが・・・

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柳子はなんとかして父を釈放させたい為に片岡と会う。
周りが反対する中、彼に会いに行くと案の定、片岡が嘘を
ついて呼び出した物で柳子に襲いかかってくる。

柳子と一也の運命の出会いというものを演出した話だった。
まさかこんな所でも二人は出会ってしまうという事で、それを
象徴した格好だった。

一也にしてみれば、親友の山下の入隊に対する送別会だという
事で、最後の一晩を豪華な料亭で過ごす。戦争ということで
これまで協力してきた山下は戦場で亡くなってしまうのか。

片岡は強引に柳子に迫るけど、こんな形で関係を迫り、本当に
上手く行くと思ったのだろうか?
ただ一也にやられた腹いせに、一也がスパイである事を圭吾に
吹き込んだだけでも、ドラマとしては存在の価値が有ったの
かも。

朝倉柳子 …… 高木美保 (長女、20歳)
天堂一也 …… 渡辺裕之 (一人息子)
津川圭吾 …… 長塚京三 (叔父さん)
大森タカ …… 岩井友見 (一也の下宿の女主人)
朝倉景清 …… 高松英郎 (男爵)
朝倉貴久子 …… 稲垣美穂子 (景清の妻)
朝倉琴子 …… 早瀬優香子 (次女)
伊能鳥彦 …… 並木史朗 (新聞記者)
山下順造 …… 小宮健吾 (情報屋)
白坂彩子 …… 高須賀優香子 (柳子のライバル)
片岡元 …… 佐藤仁哉 (男爵の次男)
きぬ …… 町田博子 (朝倉家の召使)
少年時代の一也 …… 中田貴裕
早川富士乃(一也の母) …… 岐邑美沙子
正一 …… 大熊敏志 (タカの息子)
巴 …… 吉沢ゆかり (朝倉家の召使)

ナレーション:中西妙子


平沼 …… 中島元 (朝倉家の秘書)
憲兵・小野田 …… 北村晃一
憲兵・桜井 …… 吉原正皓
仲居 …… 鳥居みえ子
芸者 …… 伊海田彩、沼田千明

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (6.0)

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