華の嵐
(1988年、フジテレビ、昼ドラ)

原作:長坂秀佳
脚本:田口耕三(1-16)、下飯坂菊馬(17-24)、大久保昌一良
プロデューサー:松村明、福田真治、井村次雄
企画:出原弘之
音楽:奥慶一
演出:松生秀二(1-5)(11-15)(21-24)、花堂純次(6-10)(16-20)、
福田真治、井村次雄



第24話
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憲兵隊は朝倉家にやってくると、突然部屋中を引っかき回して
景清がスパイをしていたとされる証拠を探し始める。
その姿を見て母はショックで倒れそうになり、悔しい事を口に
する。圭吾はこんな事になったのも、一也が景清をスパイだと
密告したせいだと、片岡の嘘を真に受けていた。

一也はタカの店で飲む。
山下が出兵となると寂しくなるというタカ。しかしそれが戦争
だとし、それに反対して牢屋にぶち込まれている人もいると
呟く。

その頃牢屋に入れられている景清は、弁護士の深沢と面会する
と、自分のことは良いが家族の事が心配だという。深沢による
と裁判の場でシュミットは景清との関係について、不正は無い
事を証言しており、スパイをしていたとする証拠も見つかって
いないとして現状ではかなり有利である事を報告する。
深沢は、今後景清にあまりに正直すぎる発言は慎んで欲しいと
頼む。

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景清の容疑が晴れようとする中で、景清は獄中で倒れてしまう。
家族に対して一人だけ面会を許されるが・・・

柳子と一也、料亭での偶然の出会いによって運命を感じるも、
景清との関係が依然として二人の間に立ちふさがる。
しかしそんな懸念材料が、今回晴れるというものだった。

朝倉家の執事である平沼が隠していた一通の手紙。
一也の母・富士乃が景清に宛てた手紙だった。
取りあえずこれで二人が愛し合っていた事が分かるものの、
ドラマとしてはどういう方向性を持たせていくのか。

景清の容疑が完全には晴れていないし、景清と葡萄園を共同
に経営していた一也にも容疑の目が向けられる。
戦争という不確定要素がどんな風に運命をねじ曲げてしまうの
か。

圭吾が一也に嫉妬しているかのように、信用にも値しない
片岡の言葉を信用して、一也が密告した事に拘っている。
この辺の嫌疑はどうやって払拭させていくのか。

朝倉柳子 …… 高木美保 (長女、20歳)
天堂一也 …… 渡辺裕之 (一人息子)
津川圭吾 …… 長塚京三 (叔父さん)
大森タカ …… 岩井友見 (一也の下宿の女主人)
朝倉景清 …… 高松英郎 (男爵)
朝倉貴久子 …… 稲垣美穂子 (景清の妻)
朝倉琴子 …… 早瀬優香子 (次女)
伊能鳥彦 …… 並木史朗 (新聞記者)
山下順造 …… 小宮健吾 (情報屋)
白坂彩子 …… 高須賀優香子 (柳子のライバル)
片岡元 …… 佐藤仁哉 (男爵の次男)
きぬ …… 町田博子 (朝倉家の召使)
少年時代の一也 …… 中田貴裕
早川富士乃(一也の母) …… 岐邑美沙子
正一 …… 大熊敏志 (タカの息子)
巴 …… 吉沢ゆかり (朝倉家の召使)

ナレーション:中西妙子


平沼 …… 中島元 (朝倉家の秘書)
深沢弁護士 …… 長沢大

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (6.0)

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