華の嵐
(1988年、フジテレビ、昼ドラ)

原作:長坂秀佳
脚本:田口耕三(1-16)、下飯坂菊馬(17-26)、大久保昌一良
プロデューサー:松村明、福田真治、井村次雄
企画:出原弘之
音楽:奥慶一
演出:松生秀二(1-5)(11-15)(21-25)、花堂純次(6-10)(16-20)、
(26)
福田真治、井村次雄



第26話
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景清が肺炎を併発させて亡くなる。
景清は一也と最後に言葉を交わし、互いに和解をする。
一也はショックで部屋から出て行くと、柳子はそれを引き留め
る。来てくれたことを感謝し、父も心から喜んでいたと告げる。
互いに分かり合えたことが嬉しいという柳子は、父は人間として
の誇りを全うして亡くなったのだと語る。そして父は私に自分
に正直に生きろと言った事を告げる。柳子は一也に今夜は父の
為に帰らないで欲しいと頼む。しかし一也は、今の俺ではここに
いる資格がないことを語る。
その話を聞いていた圭吾は、その通りだと語り、男爵が許した
からと言ってもいい気になるなと告げ、私は絶対に一也のこと
を許さないという。一也は俺の全てをかけて償いと告げる。
本当にその気があるのならば、二度と朝倉家に立ち入るなと
告げる。

一也が去った後、柳子は圭吾を責める。圭吾は二度と彼を朝倉家
には入れないとし、これは柳子の為でもあるという。しかし柳子
は圭吾の姿を見て、自分が好きだった頃の圭吾とは変わって
しまった事を口にし、父はいかなる時も人を憎まず誇りを持って
いきろと言った事を告げ、自分はその言葉に従って生きることを
告げる。

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景清が亡くなった。
華族の葬式といえども、スパイ容疑のかかった景清の元には
余程の親交の深さがない人物からは線香の一本も届けられず、
寂しい葬式を送る事になる。
一也は大きな花束と、葡萄園で損失した分の補填として、葡萄園
の数倍の評価額の金10万円を香典として送る。

何をしても一也のしていることは、朝倉を潰すための計画の
一端だと受け止められてしまう。
ドラマでは圭吾の様な人物は当然必要だけど、何処までそんな
ごり押しを進めていくのか。

景清の夢を一也が追っていくことになるのかなと思っていた
けど、取りあえず戦時中でもあるので、葡萄園所の騒ぎでは
ないか。葡萄園自体も軍部によって没収されているみたいだし
一也や圭吾自身も戦地に送られる可能性は有るからね。

朝倉家の財政が逼迫している事もあって、喉から手が出るほど
欲しい10万円。圭吾は自分が返してくると言って聞かなかった
けど、まさかちょろまかすつもりだったのか?

朝倉柳子 …… 高木美保 (長女、20歳)
天堂一也 …… 渡辺裕之 (一人息子)
津川圭吾 …… 長塚京三 (叔父さん)
大森タカ …… 岩井友見 (一也の下宿の女主人)
朝倉景清 …… 高松英郎 (男爵)
朝倉貴久子 …… 稲垣美穂子 (景清の妻)
朝倉琴子 …… 早瀬優香子 (次女)
伊能鳥彦 …… 並木史朗 (新聞記者)
山下順造 …… 小宮健吾 (情報屋)
白坂彩子 …… 高須賀優香子 (柳子のライバル)
片岡元 …… 佐藤仁哉 (男爵の次男)
きぬ …… 町田博子 (朝倉家の召使)
少年時代の一也 …… 中田貴裕
早川富士乃(一也の母) …… 岐邑美沙子
正一 …… 大熊敏志 (タカの息子)
巴 …… 吉沢ゆかり (朝倉家の召使)

ナレーション:中西妙子


平沼 …… 中島元 (朝倉家の秘書)
深沢弁護士 …… 長沢大


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (6.0)

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