華の嵐
(1988年、フジテレビ、昼ドラ)

原作:長坂秀佳
脚本:田口耕三(1-16)、下飯坂菊馬(17-33)、大久保昌一良
プロデューサー:松村明、福田真治、井村次雄
企画:出原弘之
音楽:奥慶一
演出:松生秀二(1-5)(11-15)(21-25)、花堂純次(6-10)(16-20)、
(26-30)
福田真治(31)(32)(33)、井村次雄



第33話
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タカの店にいる一也の元に来た柳子。
柳子はこのまま一也と一緒に逃げて欲しいとするが、一也は
柳子に家に帰るよう告げる。今の状態で逃げ出しても先が
知れていると共に、一也は軍人として国を捨てることは出来ない
という。誇りが許さないという彼。

一方朝倉家では、圭吾は貴久子に報告し、恐らく柳子は帰宅
しない事を告げ、連れ戻せなかったことを謝罪する。しかし
貴久子は私が柳子をあんな風に育ててしまった責任だと語る。

そんな中、柳子は一也に付き添われて帰宅する。貴久子に面会
を求める一也。貴久子はきぬに告げ一也を部屋に通すよう告げ
る。一也は貴久子に会うと柳子の事を許して欲しいと告げ、
私は柳子を愛しているという。すると貴久子は彼に柳子を
幸せに出来るのか?と告げると、一也は戦争が終わり生き残れ
たら出来ると言おうとする。しかし貴久子は、一也の母・富士乃
は景清に恋をしつつ身をひいたことに比べて、息子の方は
愚かで恥知らずである事を告げ、身をひくべき事を語る。
話を聞いていた柳子は、自分の人生の選択は自分でするという
が、そんな柳子は母・貴久子は一括する。

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一也は柳子と密会するも、一緒に逃げるという選択を取らず、
母・貴久子と会うことにする。なんとか許して欲しい事を告げる
が、一也の母親を引き合いに出されて、一也のことを人間として
下の下だと卑下される。

一也は任務中なのに、朝倉家に行ったり自由時間多いな。

今回はなんと言ってもタカの息子・正一が川で溺れて亡くなって
いたという事実に驚かされるものだった。
タカが田舎から戻ってくるのは良かったけど、まさか悲しい再会
になるとは思わなかった。

柳子との件は、殆ど硬直状態。
取りあえず戦争が終わらないと、一也も行っていたとおりに、
幸せに出来るかどうかは、まずは戦地から生きて帰ってこない
ことには何も言えない所があるね。
そしてなんと言っても憲兵たちの意地悪によって、柳子を
色仕掛けのために利用しろと迫られるも、それを断り旧ソ連
の国境にいく選択を取るみたい。
生きる事を選んでスパイになったけど、それも分からなくなった
感じだね。

朝倉柳子 …… 高木美保 (長女、20歳)
天堂一也 …… 渡辺裕之 (一人息子)
津川圭吾 …… 長塚京三 (叔父さん)
大森タカ …… 岩井友見 (一也の下宿の女主人)
朝倉景清 …… 高松英郎 (男爵)
朝倉貴久子 …… 稲垣美穂子 (景清の妻)
朝倉琴子 …… 早瀬優香子 (次女)
伊能鳥彦 …… 並木史朗 (新聞記者)
山下順造 …… 小宮健吾 (情報屋)
白坂彩子 …… 高須賀優香子 (柳子のライバル)
片岡元 …… 佐藤仁哉 (男爵の次男)
きぬ …… 町田博子 (朝倉家の召使)
少年時代の一也 …… 中田貴裕
早川富士乃(一也の母) …… 岐邑美沙子
正一 …… 大熊敏志 (タカの息子)
巴 …… 吉沢ゆかり (朝倉家の召使)

ナレーション:中西妙子


憲兵・小野田 …… 北村晃一
憲兵・桜井 …… 吉原正皓


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