華の嵐
(1988年、フジテレビ、昼ドラ)

原作:長坂秀佳
脚本:田口耕三(1-16)、下飯坂菊馬(17-34)、大久保昌一良
プロデューサー:松村明、福田真治、井村次雄
企画:出原弘之
音楽:奥慶一
演出:松生秀二(1-5)(11-15)(21-25)、花堂純次(6-10)(16-20)、
(26-30)
福田真治(31-34)、井村次雄



第34話
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一也は旧ソビエトとの国境線に特殊任務で行くことになる。
一也は特別休暇が与えられて、タカの元に行くと、二人だけで
正一のお通夜をする。
タカは柳子に電話すると、翌朝一也が満州に発つことを告げる。

自宅謹慎中の柳子はそれを受け、親友の大島花土枝に電話し
有ることを頼む。
柳子は琴子に協力を依頼すると、窓から抜け出し、一也に会いに
いく。
柳子は一也に会うと抱き合う。柳子は戦争が終わるまで待つが
出征するのであれば、二人だけで式を挙げて欲しいと頼む。
そんな二人の前にローレンス神父と大島花土枝がやってくる。
実はローレンス神父は、先日一也が暗殺を依頼されていたもの
だが、意図的に彼が逃がしていたのである。神父は一也にお礼
を告げると、今度は自分が助ける番だとし、教会で式を挙げる
事に協力してくれるのだった。

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出征する事になった一也は、その前日の夜、柳子と会うことに
なる。彼女から二人だけの結婚式を挙げようと言われる。

戦時下の結婚式。しかも教会の牧師は、日本兵から目をつけ
られているという事で、深夜に教会で落ち合う辺りは、かなり
緊迫感の有る展開だった。

日本人であっても、日本兵から逃げなければならない状況と
いうのはかなり違和感があり、戦争状況下の過酷さを物語って
いる。

一也の持っていたロケットの中に入っている毒薬。
諜報員には誰もが携帯する物だとされるけど、それを柳子が
手にしたこと。いずれこれを使うべきかの状況が訪れてしまう
のだろうか。

朝倉柳子 …… 高木美保 (長女、20歳)
天堂一也 …… 渡辺裕之 (一人息子)
津川圭吾 …… 長塚京三 (叔父さん)
大森タカ …… 岩井友見 (一也の下宿の女主人)
朝倉景清 …… 高松英郎 (男爵)
朝倉貴久子 …… 稲垣美穂子 (景清の妻)
朝倉琴子 …… 早瀬優香子 (次女)
伊能鳥彦 …… 並木史朗 (新聞記者)
山下順造 …… 小宮健吾 (情報屋)
白坂彩子 …… 高須賀優香子 (柳子のライバル)
片岡元 …… 佐藤仁哉 (男爵の次男)
きぬ …… 町田博子 (朝倉家の召使)
少年時代の一也 …… 中田貴裕
早川富士乃(一也の母) …… 岐邑美沙子
正一 …… 大熊敏志 (タカの息子)
巴 …… 吉沢ゆかり (朝倉家の召使)

ナレーション:中西妙子


大島花土枝 …… 佐藤眞浪
ローレンス神父 …… レオメン・ケディ


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