華の嵐
(1988年、フジテレビ、昼ドラ)

原作:長坂秀佳
脚本:田口耕三(1-16)、下飯坂菊馬(17-35)、大久保昌一良
プロデューサー:松村明、福田真治、井村次雄
企画:出原弘之
音楽:奥慶一
演出:松生秀二(1-5)(11-15)(21-25)、花堂純次(6-10)(16-20)、
(26-30)
福田真治(31-35)、井村次雄



第35話
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一也は柳子と二人だけの結婚式を挙げた後、戦地へと出発する。
必ず生きて帰ってきてと柳子は声を掛ける。

ソ連国境に向かうために満州へ旅立つ一也。

一ヶ月後。

柳子は満州の地図を広げて見つめていた。
そこに妹の琴子がやってくる。琴子は姉に対してそろそろ母と
仲直りして欲しいと頼む。柳子は争っているつもりは無いと
しながらもどうすれば良いのか?と尋ねる。すると琴子はお詫び
をするフリをすれば良いだけのことで、柳子は馬鹿正直すぎる
と告げる。

みんなで食事を取るもギクシャクしていた。
物不足により朝倉家でも雑炊が主食となりつつあった。
粗末な食事故に、母・貴久子は子供達が可愛そうだと言い始め
る。自分は良い時代に生まれそれなりに楽しんできたので
何時死んでも良いという。こういう時くらい楽しく生きたいと
して、ギクシャクしている原因を柳子のせいだと暗に非難する。
それを聞いた柳子は遠回しに言わなくても良いとし、私は自分
の事を少しも恥じては居ないと語る。
そんなやりとりを聞いて琴子は涙する。

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一也はついに戦地に行く。
しかし柳子に話していたのとは違う場所へと赴いていた一也は
前線で名誉の死を遂げる。

柳子の事を庇い一也はスパイとしてではなく、最前線に送られ
てしまった。

柳子の自殺から立ち直るまでの早さに驚いたけど、これも父
景清が残してくれた華族としての誇りの教育が上手く伝わって
いた感じだね。

取りあえず戦士を告げる電報が送られてきた訳だけど、当然
死んでいる訳もないだろうし、どういう形で再会するのか。
戦地の映像がないのでどういう状況にいるのか分からないけど、
戻ってくる時を楽しみにしよう。

暫くは一也抜きでドラマが進んでいくのかな。

朝倉柳子 …… 高木美保 (長女、20歳)
天堂一也 …… 渡辺裕之 (一人息子)
津川圭吾 …… 長塚京三 (叔父さん)
大森タカ …… 岩井友見 (一也の下宿の女主人)
朝倉景清 …… 高松英郎 (男爵)
朝倉貴久子 …… 稲垣美穂子 (景清の妻)
朝倉琴子 …… 早瀬優香子 (次女)
伊能鳥彦 …… 並木史朗 (新聞記者)
山下順造 …… 小宮健吾 (情報屋)
白坂彩子 …… 高須賀優香子 (柳子のライバル)
片岡元 …… 佐藤仁哉 (男爵の次男)
きぬ …… 町田博子 (朝倉家の召使)
少年時代の一也 …… 中田貴裕
早川富士乃(一也の母) …… 岐邑美沙子
正一 …… 大熊敏志 (タカの息子)
巴 …… 吉沢ゆかり (朝倉家の召使)

ナレーション:中西妙子


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