華の嵐
(1988年、フジテレビ、昼ドラ)

原作:長坂秀佳
脚本:田口耕三(1-16)、下飯坂菊馬(17-35)
大久保昌一良(36-42)
プロデューサー:松村明、福田真治、井村次雄
企画:出原弘之
音楽:奥慶一
演出:松生秀二(1-5)(11-15)(21-25)(36)(37)(38)(39)(40)
花堂純次(6-10)(16-20)(26-30)、福田真治(31-35)
井村次雄(41)(42)



第42話
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圭吾はケンプトン大佐のお陰で、トラックやジープの払い下げ
に於いて
佐野商事からウチに仕事が回ってきた事を語る。
これで後は建築の仕事が入れば軌道に乗るという。同じ仕事を
狙っている会社は7、8社居るとし、圭吾は仕事の拡大のために
設備投資で資金が底をついてきたので、この仕事だけは何とか
してでも取らなければならないという。

一方飛田は土建屋の仕事をする。部下たちに色々と指示する
中、一也が飛田の会社を訪れる。
飛田は今の日本は人間の心が腐っているとし、
ワイロで進駐軍
に取り入るもの
たちが巨額の利益を得ているとし、まるでブタ
みたいだという。飛田はそんな事よりも一日でも早く日本を
復興させたいと語る。
それを聞いた一也は、飛田に対して欲というものがないのか?
と問うが、当然欲は有るとしながらも、男として生まれたから
には生きた証拠を残したい事を語る。再建のために捨て石
となるのが夢で、夢があるからこそ生きられると語る。
それを聞いた一也はこの会社で働かせて欲しいと頼み、今まで
夢を忘れていたが、一緒に追いかけたいことを語る。

圭吾たちは喫茶店で
通訳のハロルドと会う。
35棟の建築を
朝倉産業で工期を間に合わせられるのか?という
問いかけに、その為に設備投資したことを話す。
その喫茶店に飛田と一也も現れる。
飛田は、朝倉家は相当阿漕な商売をしている事を語り、
その為に二人は
マムシ男爵と夜叉夫人と呼ばれている事を語る。
あの夫婦が敵になるが良いのか?という問いかけに、一也は
親方の敵は俺の敵だと語る。
そんな中、圭吾たちに汚い手で仕事を奪われた
佐野がやって
来て圭吾たちに掴みかかる。懐から包丁を取り出すが、圭吾
の秘書兼ボディガードしている
杉山があっさりと倒すのだった。
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一也は飛田の生き方に共感して、彼の元で仕事をすることに
なる。そんな中、噂に聞いていた朝倉家の阿漕な仕事の
仕方を見て、対決していく事を実感していく。

柳子の姿が随分と変わってしまった感じ。
一也との思いを断つために無理してそんなキャラクターを
演じているのかも知れないけど、当初のそんな思いから
派生して、今の柳子はモンスター化してしまった印象もある。

一也は良い人物との出会いによって取りあえず立ち直りを
見せた。やっぱり柳子とは戦う延命にあるという事でちょっ
ぴり切なさは有るけれど、今の朝倉家は倒すに値するものが
有るのかな。

取りあえずケンプトン大佐と朝倉の繋がりを断つのが当面
の目標だけど、一応上層部に直訴して崩しにかかる。
でも大佐以上の位の人に接触できる一也のコネクションが
凄いんじゃないか?

来週は久しぶりにネタの人・片岡が登場するっぽい。
銀行の大物になっているみたいだ。

そして遠藤憲一さん登場。もの凄く若いな。

朝倉柳子 …… 高木美保 (長女、20歳)
天堂一也 …… 渡辺裕之 (一人息子)
津川圭吾 …… 長塚京三 (叔父さん)
大森タカ …… 岩井友見 (一也の下宿の女主人)
朝倉景清 …… 高松英郎 (男爵)
朝倉貴久子 …… 稲垣美穂子 (景清の妻)
朝倉琴子 …… 早瀬優香子 (次女)
きぬ …… 町田博子 (朝倉家の召使)

ナレーション:中西妙子


飛田雄介 …… 黒沢年男 (土建屋)
通訳ハロルド …… 伊藤克信
ケンプトン大佐 …… ジェイソン・グレゴリー (圭吾と癒着)
杉山 …… 遠藤憲一 (圭吾の秘書)
初枝 …… 加藤幸子 (朝倉家の召使い)

佐野 …… 三上剛仙 (朝倉によって潰された会社の社長)
小池 …… 大谷一夫
太田 …… 清水忠一
飛田組の若者 …… 北村学、大坪幸二、東尾祐、あくたけん


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