華の嵐
(1988年、フジテレビ、昼ドラ)

原作:長坂秀佳
脚本:田口耕三(1-16)、下飯坂菊馬(17-35)
大久保昌一良(36-45)
プロデューサー:松村明、福田真治、井村次雄
企画:出原弘之
音楽:奥慶一
演出:松生秀二(1-5)(11-15)(21-25)(36-40)
花堂純次(6-10)(16-20)(26-30)、福田真治(31-35)
井村次雄(41-45)



第45話
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柳子によって使いに出された琴子はそこで、姉の変わりに自分
が身代わりとして差し出されたことを知って激怒。
なすびの二階に居る琴子の事を迎えに来る柳子の事を突き飛ば
して決別宣言をする。
柳子はタカに頼み、もう少し面倒を見て欲しいと頼み、迷惑料
だとして金を置いていく。タカは何かといえば金を出す柳子
に対してどういう事かと呆れるが、柳子はこれは朝倉家の問題
だと告げる。
店の入り口には飛田と一也が帰宅する姿があり、柳子と鉢合わせ
する。

一也は柳子を教会に連れて行くと、妹を犠牲にしてまで事業を
広げたいのか?とし、何故そんなに金の亡者になったのかと
問う。誇りのためだと言う柳子にそれは思い違いである事を
告げ、男爵が言った誇りとは、金や権力のことではなく、
人の心にあるものだと告げる。そしてそれは大事に育むもの
であると。しかし柳子は華族にしか分からない事だと告げ、
これ以上邪魔しないよう一也に告げ、父親の事に感謝している
のであれば応援して欲しいという。逆に邪魔するようであれば
容赦はしないと告げる。一也は目を覚ますよう訴え、今ならば
まだ間に合うと告げるが・・・

琴子の元に飛田が尋ねる。
気持ちは分かるが、嫌なことはすぐに忘れるのも大事なこと
だという。そんな飛田に対して死にたいと考えたときもあっ
たが、死んだら負けである事、逆に見返す事を告げる。

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柳子と琴子の仲違いは色んな意味でドラマを盛り上げそうだ。

琴子が飛田という人物に惚れていきそうな感じもするし、
朝倉を倒すために琴子がスパイになるであろう事も想像に
堅くない。

取りあえず多摩川の建設改修工事の入札の件で、どんなドラマ
が待ち受けているのかが当面の興味かな。

琴子が自分の力で生きたいと考え始めたことは、柳子に対する
反発心と共に、朝倉家との決別を意味しているようで、何処ま
で朝倉家に反旗を翻す事が出来るのか。

世間的に無知な琴子に、飛田が色々と教える過程で良い関係
が築けそうだね。ただ飛田は妻子を失った身なので新たな
恋に発展できるのか。

柳子と一也の思い出の教会も使われるけれど、そろそろこの
教会も誰かが直した方が良いんじゃないか?

朝倉柳子 …… 高木美保 (長女、20歳)
天堂一也 …… 渡辺裕之 (一人息子)
津川圭吾 …… 長塚京三 (叔父さん)
大森タカ …… 岩井友見 (一也の下宿の女主人)
朝倉景清 …… 高松英郎 (男爵)
朝倉貴久子 …… 稲垣美穂子 (景清の妻)
朝倉琴子 …… 早瀬優香子 (次女)
きぬ …… 町田博子 (朝倉家の召使)

ナレーション:中西妙子


飛田雄介 …… 黒沢年男 (土建屋)
初枝 …… 加藤幸子 (朝倉家の召使い)
小池 …… 大谷一夫


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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