華の嵐
(1988年、フジテレビ、昼ドラ)

原作:長坂秀佳
脚本:田口耕三(1-16)、下飯坂菊馬(17-35)
大久保昌一良(36-46)
プロデューサー:松村明、福田真治、井村次雄
企画:出原弘之
音楽:奥慶一
演出:松生秀二(1-5)(11-15)(21-25)(36-40)
花堂純次(6-10)(16-20)(26-30)、福田真治(31-35)(46)
井村次雄(41-45)



第46話
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琴子はメモを残して朝倉家へと戻る。

タカは何故琴子が戻ったのかと疑問に思う中で、一也に対して
セーターを渡す。正一のセンターを編み直したものだと告げ、
正一も一也が着てくれたら喜ぶと告げる。まるで正一を抱きし
めているようだとして一也は喜ぶ。

琴子は柳子達の前にいくと、粗相をしたことを謝罪する。
すると柳子も琴子にした事を謝罪する。柳子は今度三森商事
のパーティーが有るので琴子も来ないか?と告げ、名士も沢山
くるので素敵な殿方を捜したらどうかと告げる。柳子が机の
上で多摩川の建設改修工事の見積書を作成しているのを目にす
る。

柳子が出かけた後に、琴子は柳子の部屋に入り、鍵のかかった
引き出しの中から見積書を取り出し、数字を映し出す。
途中で圭吾が帰ってくるが、パーティーに出席するために服を
買いたい事を告げると、圭吾はお金を与えてくれる。

一也は見積もりを完成させる。
飛田は一也にビジネスを教えたとする男爵に是非会ってみたか
った事を告げる。どんな人なのかと一也に問うと、とても純粋
で理想主義者で飛田に似ているという。

そんな中琴子がやってくると、朝倉建設の見積もり書の写し
を差し出す。私も是非役に立ちたいとするが、飛田は嬉しい
けれどこれは受け取れないとして琴子に返す。自分たちは
正面からぶつかり、それでダメならば仕方がないと告げ、それ
が俺たちのやり方であることを告げる。

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琴子がスパイとして朝倉家に潜入し、上手く見積書の数字を
抜き出して来るも、飛田は受け取らなかった。
琴子を失望させるも、逆に飛田の誠実さを示すことが出来たし
何よりも柳子とは違う飛田の生き方・信念を見せつける事が
出来た。

僅か5000円の違いで落札されたという事で、朝倉家は一也が
琴子にやらせたものだと感じるも、相変わらず一也が悪者
にされてしまう辺りがちょっぴり悲しい。柳子は一也の性格
をもっと理解しているようにも思えたけど、今の柳子では
何が正しいのか見えないものが有るのか。

琴子が朝倉家の目を覚まさせるために、躓かせようとしている
事を知って、みんな遠慮無く朝倉家にぶつかっていける環境
が出来たかな。

教会で一也と柳子は再会。ドラマとはいえ色んな意味で因縁
深い場所となっているな。

朝倉柳子 …… 高木美保 (長女、20歳)
天堂一也 …… 渡辺裕之 (一人息子)
津川圭吾 …… 長塚京三 (叔父さん)
大森タカ …… 岩井友見 (一也の下宿の女主人)
朝倉景清 …… 高松英郎 (男爵)
朝倉貴久子 …… 稲垣美穂子 (景清の妻)
朝倉琴子 …… 早瀬優香子 (次女)
きぬ …… 町田博子 (朝倉家の召使)

ナレーション:中西妙子


飛田雄介 …… 黒沢年男 (土建屋)
初枝 …… 加藤幸子 (朝倉家の召使い)
小池 …… 大谷一夫
太田 …… 清水忠一
飛田組の若い衆 …… 北村学、大坪幸二、東尾祐、あくたけん


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