華の嵐
(1988年、フジテレビ、昼ドラ)

原作:長坂秀佳
脚本:田口耕三(1-16)、下飯坂菊馬(17-35)
大久保昌一良(36-49)
プロデューサー:松村明、福田真治、井村次雄
企画:出原弘之
音楽:奥慶一
演出:松生秀二(1-5)(11-15)(21-25)(36-40)
花堂純次(6-10)(16-20)(26-30)、福田真治(31-35)(46-49)
井村次雄(41-45)



第49話
--------------------------------------------------------
柳子は琴子を連れ戻しに来るが、琴子は柳子に対して一也が
他の女性にプロポーズした事実を告げる。自尊心が傷ついたか?
と問い、嫉妬したか?と尋ねるが、姉さんが卑しい気持ちを持つ
ハズがないかと告げ、変われば変わるものねと告げる。私は
絶対に帰らないという琴子に、柳子は今度朝倉家を裏切ったら
容赦はしないと告げる。
柳子の気持ちは揺れる。もう無縁の男のハズなのに・・・

柳子は教会へと足を運ぶとそこにタカがやってくる。
タカは神様に相談することが有ったと告げると、結婚のことで
しょうと問う。一也に対する気持ちは分かっているとし、迷う
事はないと告げる柳子。タカは二人が愛し合う姿を見てきたし
二人だけの結婚式を挙げた事を引き合いに出し、時は流れても
人の気持ちは変わらない事を告げ、特に一也は純粋で今でも
柳子との関係に悩んでいることを語る。一也は貴方の目をどう
したら覚ますことが出来るか考えているという。今でも一也は
柳子のことを愛していると告げるが、柳子はもう昔の私ではな
いと告げる。今やっと柳子が生き方を変えないのか分かって
来たというタカは、昔の優しい柳子に戻ることを恐れて仮面を
被っているのだろうという。しかし柳子は私にし華族としての
生き方が有り、タカには自由に生きることが出来ることを
告げると、気兼ねなどしないで結婚すべきだと語る。

一也は帰宅すると、タカは店を閉めて正一の仏壇の前で静かに
お祈りしていた。そしてタカは先ほど一也の母の墓前に生き
一緒になる事を許して貰ってきた事を語ると、一也はプロポーズ
を受けてくれた物だとして喜ぶのだった。

--------------------------------------------------------

一也はタカにプロポーズするが、タカは一也が未だに柳子に
思いを寄せていることを知って身をひこうとする。しかし柳子
本人から結婚すべき事を言われて、ついに決意する。

柳子が強がっているが動揺する姿が見られた。
ただ今の柳子にとって一也との関係に固執する訳にもいかない
し、今の彼女では結婚自体にそれ程興味が有るような感じにも
見えない所があるかも。

母親の前でベートーベンの「月光」を弾くところを見ると
複雑なんだろうけどね。

柳子からのお許しが出たことでようやくタカも決心し、結婚
する事が決まった。

気丈に振る舞い結婚式に花束を持って行く所など、やはり夜叉
婦人に相応しい行動なのかな。

朝倉柳子 …… 高木美保 (長女、20歳)
天堂一也 …… 渡辺裕之 (一人息子)
津川圭吾 …… 長塚京三 (叔父さん)
大森タカ …… 岩井友見 (一也の下宿の女主人)
朝倉景清 …… 高松英郎 (男爵)
朝倉貴久子 …… 稲垣美穂子 (景清の妻)
朝倉琴子 …… 早瀬優香子 (次女)
きぬ …… 町田博子 (朝倉家の召使)

ナレーション:中西妙子


飛田雄介 …… 黒沢年男 (土建屋)
杉山 …… 遠藤憲一 (圭吾の部下)
初枝 …… 加藤幸子 (朝倉家の召使い)
小池 …… 大谷一夫
太田 …… 清水忠一
飛田組の若い衆 …… 北村学、大坪幸二、東尾祐、あくたけん


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system