華の嵐
(1988年、フジテレビ、昼ドラ)

原作:長坂秀佳
脚本:田口耕三(1-16)、下飯坂菊馬(17-35)
大久保昌一良(36-53)
プロデューサー:松村明、福田真治、井村次雄
企画:出原弘之
音楽:奥慶一
演出:松生秀二(1-5)(11-15)(21-25)(36-40)
花堂純次(6-10)(16-20)(26-30)、福田真治(31-35)(46-50)
井村次雄(41-45)(51-53)





第53話
--------------------------------------------------------
夜見回りに行く一也たち。
飛田組の事務所で琴子と一緒にいた飛田は、外で何者かが引火
した事に気がつき急いで消火に走る。なんとか火は消すものの
後ろから後頭部を木片で殴られ大怪我をする。琴子が気がつき
声を上げると、男は逃げ去る。しかしそれが圭吾の部下・杉山
であることに気がつく。

医者を呼ぶが幸い命に別状はなかった。後は後遺症が出ないか
どうかを心配するだけだという。朝倉の仕業だと悟る若い衆は
すぐに殴り込みにいこうとするが、一也がそれを止める。
まだ朝倉がやった証拠はないとし、どうしても行くのであれば
俺を倒してから行けと。

琴子はタカに犯人は杉山だった事を語り、どうすれば良いのか
と問う。タカはあんたに責任はないとし、今の話は若い衆には
話さない方が良いと語る。後で一也から飛田の方にも話して
おくと告げる。

飛田は目を覚ますと、一也は今から朝倉家に行って話をしてくる
と告げる。タカは一也に耳打ちし、この一件の犯人は杉山で
有ることを告げる。

--------------------------------------------------------

杉山によって襲われた飛田だけど、逆に一也達にとっては
朝倉に対して優位に立つ材料を得たような感じ。

柳子と一也は互いの相手と結婚してしまったけれど、それでも
何処かで二人の間の絆みたいなものが残されていると思って
いただけに、今回一也が柳子に投げかけた言葉は相当傷ついた
感じがする。

また柳子のしていることに対して琴子が傷ついていく辺りも
ちょっぴり可哀想な感じだね。

最後に嵐の前の静けさとばかりに、一也とタカの銭湯にいく
シーンは久しぶりにほっこりさせられる映像だった。

朝倉柳子 …… 高木美保 (長女、20歳)
天堂一也 …… 渡辺裕之 (一人息子)
津川圭吾 …… 長塚京三 (叔父さん)
大森タカ …… 岩井友見 (一也の下宿の女主人)
朝倉景清 …… 高松英郎 (男爵)
朝倉貴久子 …… 稲垣美穂子 (景清の妻)
朝倉琴子 …… 早瀬優香子 (次女)
きぬ …… 町田博子 (朝倉家の召使)

ナレーション:中西妙子


飛田雄介 …… 黒沢年男 (土建屋)
杉山 …… 遠藤憲一 (圭吾の部下)
初枝 …… 加藤幸子 (朝倉家の召使い)
小池 …… 大谷一夫
太田 …… 清水忠一
飛田組の若い衆 …… 北村学、大坪幸二、東尾祐、あくたけん

平山 …… 仲木隆司
医者 …… 清川正廣


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system