華の嵐
(1988年、フジテレビ、昼ドラ)

原作:長坂秀佳
脚本:田口耕三(1-16)、下飯坂菊馬(17-35)
大久保昌一良(36-54)
プロデューサー:松村明、福田真治、井村次雄
企画:出原弘之
音楽:奥慶一
演出:松生秀二(1-5)(11-15)(21-25)(36-40)
花堂純次(6-10)(16-20)(26-30)、福田真治(31-35)(46-50)
井村次雄(41-45)(51-54)





第54話
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一也とタカは二人で一緒に風呂屋に行った帰りに、おでん屋で
一杯引っかける。一也はタカに、かつてタカの田舎に一緒に
行く約束をしたが暫く忘れて欲しい事を告げる。この戦いだけ
は受けて立たねばならない事。強いものが弱いものを踏みつけて
行くような社会を決して見過ごせないという。タカはあんたの
言うことには黙って付いていくと告げる。今度一也の母の墓参り
に連れて行って欲しいと頼むと二人で約束をする。

店に戻った一也達の元に住民の一人・平山がやってくる。
平山は突然一也達の前で謝罪し、朝倉のものたちが自分が働く
工場にまでやってきて、撤退しないと会社をクビにすると脅して
来たという。親子5人をの垂れ死なせる訳にはいかないとして
反対運動にはこれ以上関われない事を語る。一也はこの戦い
はいつか必ず勝つので、その時はまた戻ってきて欲しいと語る。

一方圭吾はケンプトン大佐に連絡し、杉山が起こした不祥事の
件のもみ消し工作を依頼する。10万円要求されたとするが
なんとか了承を取り付けた事を語る。柳子は一也に言われたこと
を思いだし、今回の土地の件ではやりすぎたのではないかと
語る。こういうのは胸に傷として残るという。目的のために
何でもしてきたが、人を傷付ける事はしなかったと告げると、
圭吾は小さな犠牲は付きものだと語る。

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圭吾たちはこの一件をケンプトンに頼んで処理させようとするも
戦争を宣言した一也達は黙ってそれをさせるとは思えない。

裏切り者の一人平山が告白に来たのかと思ったけど、単に戦線
から離脱するみたい。

琴子が朝倉家に行き家族に絶縁を下す辺りが、またドラマを
盛り上げる。

タカと一也が一緒におでん屋にいる映像とか、とても良いシーン
なのに、逆にこういうシーンが有ると今後の激動を予感させる
な。

朝倉柳子 …… 高木美保 (長女、20歳)
天堂一也 …… 渡辺裕之 (一人息子)
津川圭吾 …… 長塚京三 (叔父さん)
大森タカ …… 岩井友見 (一也の下宿の女主人)
朝倉景清 …… 高松英郎 (男爵)
朝倉貴久子 …… 稲垣美穂子 (景清の妻)
朝倉琴子 …… 早瀬優香子 (次女)
きぬ …… 町田博子 (朝倉家の召使)

ナレーション:中西妙子


飛田雄介 …… 黒沢年男 (土建屋)
杉山 …… 遠藤憲一 (圭吾の部下)
初枝 …… 加藤幸子 (朝倉家の召使い)
小池 …… 大谷一夫
太田 …… 清水忠一
飛田組の若い衆 …… 北村学、大坪幸二、東尾祐、あくたけん

平山 …… 仲木隆司
おでん屋 …… 恒吉雄一


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