華の嵐
(1988年、フジテレビ、昼ドラ)

原作:長坂秀佳
脚本:田口耕三(1-16)、下飯坂菊馬(17-35)
大久保昌一良(36-59)
プロデューサー:松村明、福田真治、井村次雄
企画:出原弘之
音楽:奥慶一
演出:松生秀二(1-5)(11-15)(21-25)(36-40)
花堂純次(6-10)(16-20)(26-30)(56-59)、福田真治(31-35)(46-50)
井村次雄(41-45)(51-55)





第59話
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圭吾が警察に連れて行かれて2週間後。
圭吾は起訴され拘置される。
柳子は片岡から保釈金を工面するために、改めて10万円を貸し
てくれるよう求めるが、自分は儲からない所に金を投資する気
はないとして断られる。朝倉産業は金融機関からの信用を完全
に失っており、もうおしまいだという。ただ朝倉の屋敷が担保
に入っていないので、それを担保にすれば100万円は貸すことが
可能だという。柳子はこの家は朝倉家の象徴なので売るつもり
は無いと告げる。片岡は新橋の土地もやがて私の物になると
告げる。

片岡が"なすび"にやってくると、一也に面会する。
この土地の件を関係すれば、一也の事を重役待遇で迎えると
いう片岡。現在柳子は身重の身で東京中をかけずり回り夫の
保釈金を借りる事に奔走している事を聞かされると、一也は
動揺する。片岡は自分が決めた物は絶対に手に入れると言い残し
て去っていく。

一也はタカに対して新憲法では、地主よりも住んでいる住民に
部があるとして、ここらの土地も大丈夫だと安心させる。
タカは柳子の事を心配するが、一也は大丈夫だと告げる。
しかし一也は一人、柳子の事を心配していた。
一也はこれが自分の望んでいた事なのか、そして男爵への償い
になるのかと考えていた。

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朝倉家の当主・圭吾の逮捕により、朝倉家存亡の危機の中、
一也は黙ってみていられず、自ら動き出す。
タカは苦悩する一也の姿を見て、店の権利書を一也に渡すが・・

ついに一也の気持ちが貴久子に伝わった。
互いに景清を尊敬する者同士、心通い合う瞬間であり、今まで
何故貴久子も一也の話を聞かなかったのかという感じ。

やはり人は自分が窮地に立たされないと、周りにいる人たちの
本性というものが見えないのだろうか。

飛田は一也に金が必要だと知り、大金を貸すことになるけど、
その目的は分かって貸しているのか。
大事に至らねば良いけれど、まぁ飛田は一也を信用しているので
その辺は大丈夫かな。

朝倉柳子 …… 高木美保 (長女、20歳)
天堂一也 …… 渡辺裕之 (一人息子)
津川圭吾 …… 長塚京三 (叔父さん)
大森タカ …… 岩井友見 (一也の下宿の女主人)
朝倉景清 …… 高松英郎 (男爵)
朝倉貴久子 …… 稲垣美穂子 (景清の妻)
朝倉琴子 …… 早瀬優香子 (次女)
きぬ …… 町田博子 (朝倉家の召使)

ナレーション:中西妙子

飛田雄介 …… 黒沢年男 (土建屋)
杉山 …… 遠藤憲一 (圭吾の部下)
初枝 …… 加藤幸子 (朝倉家の召使い)
小池 …… 大谷一夫
太田 …… 清水忠一
飛田組の若い衆 …… 北村学、大坪幸二、東尾祐、あくたけん


片岡の手下 …… 杉崎浩一


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