華の嵐
(1988年、フジテレビ、昼ドラ)

原作:長坂秀佳
脚本:田口耕三(1-16)、下飯坂菊馬(17-35)
大久保昌一良(36-61)
プロデューサー:松村明、福田真治、井村次雄
企画:出原弘之
音楽:奥慶一
演出:松生秀二(1-5)(11-15)(21-25)(36-40)
花堂純次(6-10)(16-20)(26-30)(56-61)、福田真治(31-35)(46-50)
井村次雄(41-45)(51-55)





第61話
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圭吾は片岡に新橋の土地の件で共同経営の話を持ちかけ、協力
を求める。片岡は快く応じるが、土地の買収作業はまだ全体の
1/4程度で有り、難しいのではないかとするが、圭吾は金の力で
どうにでもなるという。しかし一也みたいなのが居たらそれで
も難しいとすると、圭吾は片岡の力で何とか頼むと告げる。

夜、柳子の元に片岡から電話。片岡は酔った状態で、約束の件
は今夜決行すること、そして面白いことになりそうだと語る。
柳子は何のことだか分からなかった。

その頃タカは子供達の衣服を縫い繕う。タカは一也が帰って
くると風呂に行くことを薦める。自分は子供達が起きた時の
為にここに残っているというタカ。

柳子は圭吾が帰宅すると彼に先ほど片岡から電話があった事を
告げ、何を企んでいるのか尋ねると、全てあいつが処理して
くれるのだと告げる。しかしその処理方法については自分は
関与していないと告げる。

タカは一也からもらったベッコーの髪留めを付けると、店には
柳子の姿がある。一也は不在であることを告げると、柳子は
不穏な動きがあるのでくれぐれも気をつけるようタカに忠告する。
しかしそんな二人の前に男が現れ、突然店の中で暴れ始める。

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新橋の土地を巡り圭吾は片岡に協力を求めたことから、片岡は
刺客を送る。不安に感じた柳子はタカの元に駆けつけるが・・

金のためには何でもするというのは分かるけど、それなりに
金もあり地位もある人が、そんな暴力事件を起こしたりして
得たところで徳になるのだろうか。

片岡も結局やっていることは圭吾と同じで、代わり映えしない
展開。圭吾たちも一人自殺に追い込んだけど、今度は直接
包丁で刺し殺してしまった。

止めに来たハズの柳子が、逆に足手まといになり、結果的に
タカを死なせてしまう所など皮肉な感じに映るし、この事件
によって皮肉にも新橋の開発がストップするであろうけど、
結局片岡と圭吾が手を引いても別の人がまた新たにやって
くるだけなんだろうね。

夢半ばにして破れたタカ。一也のことを柳子に託していく訳だ
けど、やっぱり二人は結ばれる運命にあるのかな。

タカの女房役が完璧なだけに、ちょっと惜しい人物を亡くして
しまったな。

朝倉柳子 …… 高木美保 (長女、20歳)
天堂一也 …… 渡辺裕之 (一人息子)
津川圭吾 …… 長塚京三 (叔父さん)
大森タカ …… 岩井友見 (一也の下宿の女主人)
朝倉景清 …… 高松英郎 (男爵)
朝倉貴久子 …… 稲垣美穂子 (景清の妻)
朝倉琴子 …… 早瀬優香子 (次女)
きぬ …… 町田博子 (朝倉家の召使)

ナレーション:中西妙子

飛田雄介 …… 黒沢年男 (土建屋)
杉山 …… 遠藤憲一 (圭吾の部下)
初枝 …… 加藤幸子 (朝倉家の召使い)
小池 …… 大谷一夫
太田 …… 清水忠一
飛田組の若い衆 …… 北村学、大坪幸二、東尾祐、あくたけん


章吾 …… 大熊敏志 (正一とソックリの少年)
英次 …… 橘慎之介 (ボス的少年)
松男 …… 岡部裕之 (少年)
佳子 …… 高橋美樹 (少女)

医者 …… 斉川一夫
暴漢 …… 萩原起、伊藤康二
片岡の手下 …… 杉崎浩一


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