華の嵐
(1988年、フジテレビ、昼ドラ)

原作:長坂秀佳
脚本:田口耕三(1-16)、下飯坂菊馬(17-35)
大久保昌一良(36-62)
プロデューサー:松村明、福田真治、井村次雄
企画:出原弘之
音楽:奥慶一
演出:松生秀二(1-5)(11-15)(21-25)(36-40)
花堂純次(6-10)(16-20)(26-30)(56-61)、福田真治(31-35)(46-50)
井村次雄(41-45)(51-55)(62)





第62話
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タカが柳子を庇い刺されて亡くなる。
泣き崩れる一也の姿を見て、柳子も深く傷つく。
雨の中外に出ると放心状態のまま帰路につく。

子供達は一也の元に来ると、タカが亡くなったのか尋ねる。
しかし一也は天国に行っただけで、雲の上からお前達の事を
見守っているのだと語る。

柳子は教会に立ち寄ると、神に向かって何故残酷な事をするの
かと訴える。あの人にどんな罪があるのか。罰せられなければ
ならないのは私だとし、欲望のために多くの人を苦しめたと
告白する。

一也は一晩中タカに付き添い、これまでのお礼を告げる。
お前がいなければとっくにダメになっていた事。
男爵に対する復讐心で我を失っていた時、そして戦争から
戻り自暴自棄になっていた時常に支えてくれたのはタカだった
とし、今自分が昔のように復讐の鬼になったらお前が悲しむ
として、この状況を黙って耐えることを決意する。

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タカが土地開発の件で、片岡が差し向けた暴漢によって殺され
る。柳子は圭吾のしている事を非難し、これ以上あの土地から
は手を引こうと言うが・・・

タカが亡くなり、夜叉夫人としての呪縛は完全に解けた感じ
だけど、圭吾だけは未だに華族の誇りが、金や権力に依る所
だとして、固執している。

一也は復讐する事を考えるのではなく、タカとの夢であった
孤児達の楽園をつくること、そして金のなる丘の為に憎しみを
堪えていく様だ。

圭吾が殺された事実を知りつつも一也の妻だとして喜んでいる
辺りが実に憎たらしい。なんとか制裁的展開を作って、視聴者
共々スッキリさせて欲しい所だね。

朝倉柳子 …… 高木美保 (長女、20歳)
天堂一也 …… 渡辺裕之 (一人息子)
津川圭吾 …… 長塚京三 (叔父さん)
大森タカ …… 岩井友見 (一也の下宿の女主人)
朝倉景清 …… 高松英郎 (男爵)
朝倉貴久子 …… 稲垣美穂子 (景清の妻)
朝倉琴子 …… 早瀬優香子 (次女)
きぬ …… 町田博子 (朝倉家の召使)

ナレーション:中西妙子

飛田雄介 …… 黒沢年男 (土建屋)
杉山 …… 遠藤憲一 (圭吾の部下)
初枝 …… 加藤幸子 (朝倉家の召使い)
小池 …… 大谷一夫
太田 …… 清水忠一
飛田組の若い衆 …… 北村学、大坪幸二、東尾祐、あくたけん


章吾 …… 大熊敏志 (正一とソックリの少年)
英次 …… 橘慎之介 (ボス的少年)
松男 …… 岡部裕之 (少年)
佳子 …… 高橋美樹 (少女)


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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