華の嵐
(1988年、フジテレビ、昼ドラ)

原作:長坂秀佳
脚本:田口耕三(1-16)、下飯坂菊馬(17-35)
大久保昌一良(36-69)
プロデューサー:松村明、福田真治、井村次雄
企画:出原弘之
音楽:奥慶一
演出:松生秀二(1-5)(11-15)(21-25)(36-40)(66-69)
花堂純次(6-10)(16-20)(26-30)(56-61)、福田真治(31-35)(46-50)
井村次雄(41-45)(51-55)(62-65)





第69話
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圭吾は自殺する。
仏壇の前では柳子たちが集まり、父に対して屋敷を手放すことに
なったと報告し謝罪する。しかし母・貴久子は、柳子の判断は
正しいとして、世の中のみんなに罪を償おうと語る。琴子は
母に海の見える家にみんなで引っ越ししないか?とするが、
貴久子は巡礼の旅に出る事を語る。柳子も一緒に行きたいとする
が、それを止める。
母はお別れをした圭吾の顔は満ち足りていたとし、罪が有ると
思うのであれば私が背負うので、柳子には自分の生きる道を
探すよう告げる。
柳子と琴子は、例え屋敷が無くなっても思い出は残ると告げ、
琴子は映画の勉強をし直すためにアメリカに渡ることを語る。
そして帰国した際には飛田に結婚を申し込むことを語る。

一方貴久子ときぬは二人で語り合う。
貴久子は嫁いでから30年間屋敷で生活してきたこと。きぬは
先代から仕えてきたので50年屋敷に居たという。とても幸せだ
った事を語り、きぬにお礼を告げると、お遍路の旅の支度が
きぬにとっての最後の仕事だと語る。しかしきぬは何処までも
お遣いさせていただくとして、自分も旅に一緒に行くことを
語る。

いよいよ飛田組では堤防の工事があと一日で終わるところまで
来ていた。飛田は一也が居なければ終わらなかったとして感謝
を示すと、一也もまた飛田が居なければどうなっていたか分か
らないとしてお礼を告げる。

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圭吾が亡くなり、朝倉家は屋敷を手放して罪を償うことを
決意する。そんな圭吾から暫くして手紙が届く。

いよいよ最終話直前。

圭吾が迷走して狂っていた姿を見せていたけど、最後は僅かに
人生の歯車の食い違いによって信念を狂わされたものであり
悪人ではなかったような扱いだった。

冒頭の頃、圭吾は雲の写真を撮るのが好きだったけど、あの時
の事を手紙の中で言及していた辺りはちょっと感慨深い物が
有ったな。
何故か、ペ・ヨンジュンが出演した初恋でのソクヂンお兄
さんを思い出す。まぁソクヂンさんは悪いことには手を貸さな
かったけどね。

殿様の精神を一也に託す為に刀が彼に手渡された。
しっかりと引き継いで欲しいとの事だけど、朝倉家が引き継が
なくても良いのか。

一也は柳子に一緒に孤児を育てようと誘うも、自分は罪深き
女性であり汚れていて、育てる資格がないという。まぁ一度は
断るけど最終話では恐らく一緒について行くのだろうね。

朝倉柳子 …… 高木美保 (長女、20歳)
天堂一也 …… 渡辺裕之 (一人息子)
津川圭吾 …… 長塚京三 (叔父さん)
大森タカ …… 岩井友見 (一也の下宿の女主人)
朝倉景清 …… 高松英郎 (男爵)
朝倉貴久子 …… 稲垣美穂子 (景清の妻)
朝倉琴子 …… 早瀬優香子 (次女)
きぬ …… 町田博子 (朝倉家の召使)

ナレーション:中西妙子


飛田雄介 …… 黒沢年男 (土建屋)
杉山 …… 遠藤憲一 (圭吾の部下)
初枝 …… 加藤幸子 (朝倉家の召使い)
小池 …… 大谷一夫
太田 …… 清水忠一
飛田組の若い衆 …… 北村学、大坪幸二、東尾祐、あくたけん

章吾 …… 大熊敏志 (正一とソックリの少年)
英次 …… 橘慎之介 (ボス的少年)
松男 …… 岡部裕之 (少年)
佳子 …… 高橋美樹 (少女)

耕太 …… 杉浦達也
孤児 …… 野坂研、松尾幸之助、海老名政志


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