金曜日には花を買って
(1986年10月10日から1987年1月23日)

脚本 : 松原敏春
プロデューサー : 飯島敏宏、松本健、浜井誠
演出 : 飯島敏宏、松本健(1)(2)(3)(6)(7)(8)、赤羽博(4)(9)(10)

http://www.bs-tbs.co.jp/app/program_details/index/DRT1006000



第11話 いいこと教えてあげる
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恵子の元に謎の女性から電話が鳴る。
あんなに良い旦那さんが居て何が不満なのか?とし、必ず罰が
当たるという。

酔った和江の事を信吾は自宅まで送っていく。
信吾は和江が、私のことを何も分かっていないと言ったことに
ついて、何が分かっていないのか教えて欲しいという。しかし
それには言及せず、和江は自分が眠るまで居て欲しいと告げる。
しかしなかなか眠れない事で和江は起き出すと、自分が言った
言葉の意味を語り始める。
信吾はいつでも優しかったが、自分もそれに負けないように
信吾に対して優しくしたつもりだという。しかし信吾はいつも
不安そうな顔をしていたとし、自分はそんな彼の気持ちを何とか
打ち消そうとしてより優しくしたという。しかし信吾の優しさ
は、心を求める為のものであり、自分に気を引くためだけの
優しさであり、私には甘えさせてくれなかったという。
私の方が先に信吾を好きになったので、その気持ちを堂々と
受け入れてくれれば良かったが、貴方はいつも先回りしている
という。約束した時にも、必ず自分よりも早く来ていて、私の
姿を見ると迷子が親を見つけたような反応を示しホッとした
表情を見せていたこと。夫婦なんだから約束の場所に行くのは
当たり前の事なのに、そのせいで神経をすり減らしていた事を
語る。違う優しさが欲しいし、自分だって子供のように我が儘
で甘えたいという。私は母親はつとまらない女性だという。
それを告げた後和江は信吾に一度強く抱きしめて欲しいと頼む。

公平は帰宅するが、先に出たはずの公平は随分遅くに帰宅する。
ノンちゃんの家に立ち寄っていた為のものだが、父はそんな公平
に激怒。公平は反省し、町子に対して就職が決まった事を告げ、
今まで心配を掛けたことを謝罪する。

保は帰宅すると恵子に対して、信吾と一緒に立ち寄ったバーで
和江と会ったこと、そしてそのバーで起きたことを一部始終
語る。保は気持ちは紙切れとは違うとし、離婚した二人の関係
に対してそう割れきれるものではないことを指摘する。
夫婦はどんな事があっても別れてはいけないこと、子供達が
成長して残されるものは夫婦の形だけなので、仲良くする事
を訴える。その上で自分たちは日本一の仲良し夫婦だと語る。
保は今度の休みに、公平の就職祝いもかねてパーティーしよう
という。その際はる菜と英明も呼んで、仲人になる事を発表
しようと告げる。

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恵子と英明の二人が密会しているのを、百合によって見られて
しまう。百合はどうしても許せず、恵子の元に自らを正義の味方
だと称して電話する。そんな視線を気にしつつも、益々二人の
関係は深いところへと陥っていく。

保の人の良さがドラマの中では光るけれど、他人の事を気に
している暇が有れば自分の妻にも目を向けて欲しいものが
有る。保は恵子のことを不安に思いつつも、信じているから
こその態度なのかな。

和江はようやくその気持ちを信吾にぶつけたことで、信吾本人
も生き方を変えるのは難しいが、愛し方を変える努力はすると
いう。弟から気を遣うことをやめて思うがまますれば良いと
するも、英明自身のそんな態度は、山村家を深く不幸にしよう
としている。

俺たち悪いことをしている訳ではないという英明のセリフは
かなり違和感が有ったけど、今後もこの調子だと気がつかれる
までこの調子で進んでいきそうだね。

公平と町子は、なかなか開いた溝が埋まらない状況だけど、
周りのサポートは実にありがたいね。
パーティーでみんなが集まると、何処かのカップルが必ず
険悪なモードになるので、ちょっと怖いものがあるな。

公平が父の為にリカちゃんに父の相手をしてくれるよう頼む
所が良かったな。まさかの堀江しのぶさんの水着姿。
もの凄いボリューム感が有って、眩しいものが有った。
愛国が彼女にプレゼントした小説も一瞬受け入れられるのかと
心配したけど、随分はまっていたみたい。何らかのミラクル的
展開になったりするのか!?

山村恵子 …… 篠ひろ子 (14年前夫を亡くし再婚。英明とも・・)
山村保 …… 板東英二 (恵子と結婚。仕事は独立)
沢井町子 …… 池田裕子 (ラジオのDJ、恵子の7年後輩)
沢井公平 …… 佐藤B作 (保の後輩、町子の夫)
清沢和江 …… 多岐川裕美 (信吾と結婚していたが・・)
中川信吾 …… 奥田瑛二 (美容師、和江と離婚したくない)
中川英明 …… 世良公則 (信吾の弟、不動産業)
安東百合 …… 森下愛子 (駅の売店)
沢井愛国 …… 小林昭二 (公平の父)
戸崎はる菜 …… 香坂みゆき (英明の彼女)
リカちゃん …… 堀江しのぶ (バーで働く)
ノンちゃん …… 網浜直子 ("花ハナ"店員、"内田ノリ子")

山村彰 …… 小林由治 (息子)
山村千恵子 …… 土井千恵子 (娘)
沢井祐子 …… 西田彩女 (娘)
OLたち …… 奈津れい子、山下友美恵、松永みちえ


板前 …… 神林哲哉
若い男 …… 横石孝浩


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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