夏・体験物語 (1986年・TBS・火21時枠) 脚本：畑嶺明 音楽：城之内ミサ プロデューサー：阿部祐三／浜井誠（TBS） 演出：楠田泰之(1)(2)、赤羽博、志村彰

第3話 チェック・ポイント
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生徒たちのバイト先に金井先生がやってくる。生徒達に勉強を
教えている弓子先生のスカートの中が気になる金井。弓子が
スポーツ店で試着をする中、金井は試着室を覗く。するとそこ
は弓子ではなく、ダンプ松本が試着しており、思わず知らずに
キスしてしまう。ダンプは金井に俺のことが好きだったのかと
問い、お前のプロポーズを受けてやるとダンプに捕まってしま
う。

金井は寮に戻り食事をするが、全く食欲がない。
ダンプとキスした事を一平に指摘され、生徒や弓子は悪のりし
て金井を冷やかす。私は弓子先生と間違えたのだという金井。
そんな中、2組の美也子が庄野浩にアプローチするのを見て、
泉達は文句を告げる。1組と2組の対立の構図になるが、教師が
ケンカするのを止める。

部屋で一人で勉強していた浩の元に由樹がやってくると、バイト
が終わったら映画でも見に行かないかと誘う。浩も快くそれに
応じる。一方2組の間でも、こずえたちは美也子に浩を誘ったら
どうかという話になっていた。
こずえと美也子と正代は風呂に入る中、先にこずえと正代が
風呂から上がる。そこに浩がやってくると、こずえたちは浩に
進が今風呂に入っていると嘘をつく。浩は風呂にはいると美也子
と鉢合わせし、互いに裸を見てしまう。悲鳴を聞いた由樹たち
が駆けつけ大喧嘩に発展する。由樹は浩に対してどうしようも
無いスケベだと告げると、湯気で相手が見えなかったと告げる。
そしてお前にどうこう言われることでもないと告げると、
二人はケンカに発展してしまう。

翌日、浩はバイトをしている由樹に誤解である事を告げるが
由樹は怒っていて話を取り合ってくれない。由樹の元には赤塚
がやってきて彼女をディスコに誘う。それを見た浩は激怒。
そんな浩の元に美也子がやってきてボーリングに誘うと、浩も
それに応じていく。

互いにデートするが、相手のことを考えぼんやりとしていた。
ボーリング場で美也子は浩に対して、いずみから浩が好きならば
女性からでも積極的に行くべきだと言われた事を語る。

その頃寮では金井がくつろぐ中で、若い女性客が来たことが
告げられる。金井は誰かと外に出るとなんとダンプとブルだっ
た。ダンプは金井に花束をプレゼントすると、デートしようと
誘ってくる。

バイトが終わって帰宅する泉の元に串田がやってくる。
ドライブする中で、泉はもう私の元にはこないと思っていた
事を語る。どうせ遊びだったのだろうという泉に対して、確かに
最初は妹のように思っていたが、今では泉の事が好きだと言われ
好きだからこそ会いに来たのだと言われる。これからも付き合
って欲しいと言われて泉は喜ぶ。
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■今回は由樹のエピソード

由樹と浩が両思いで有りながらも、第三者が介入することで
なかなか二人が思いを告げられない展開が続く。
由樹は赤塚という大学生がすり寄ってきていたし、浩には
美也子が好意を寄せてくる。

■こずえたちの無謀な企み

互いに裸を見せれば関係が近付くと考え、美也子が入る風呂に
浩を入れてしまう。実に羨ましい(ドカ)・・問題の有る寮の
姿だね。
タオル一枚の状態で、毎回乱闘になるのでかなりドキドキする
所がある。
今まで風呂ネタは金井の得意技だったのにな。

■金井とダンプ

更衣室を覗くと弓子ではなくダンプだというのはお約束だけど
まさかダンプと金井がキスしていくとは思わなかった。
ダンプ側から花束を持ってくるなど、なかなか積極的だ。

■浩にアプローチする美也子

美也子役を演じている佐藤恵美さん。有る意味このドラマの
中でも一・二を争うほど、バランスの整ったパーツ顔の可愛ら
しい方だ。
納戸で裸で迫るというのが無謀というか、寮で関係を持とうと
するのは、ちょっとリスクが高くてその気になれないような
気もするけど・・・

■山本陽一さん

80年代の青春ドラマに無くてはならない人だったよなぁ。
まるでブラッドパック世代の、アンドリュー・マッカーシー
とか、ロブ・ローくらいの存在感が有る。

■襲われる所を助ける

決別した二人の軌道を修正する為には、こうなるのが一番か。
しかし赤塚も、由樹からこれだけ拒否感を示されているのに、
それでも襲いかかりますかって感じの執着が凄かった。
由樹の服のボタンの弾け方が凄いエロスを感じる。