夏・体験物語 (1986年・TBS・火21時枠) 脚本：畑嶺明 音楽：城之内ミサ プロデューサー：阿部祐三／浜井誠（TBS） 演出：楠田泰之(1)(2)(4)、赤羽博(3)(5)、志村彰

第5話 知りたがり
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泉が一人でフロに入る中、直也がフロにやってくる。
男子入浴中の札が掛けられていたこともあり、中にはいると
中には泉が居て鉢合わせになる。
浩や進は、直也に対して泉に夜ばいして見たらどうか?と告げる。
例え失敗しても積極的に出たことで、直也のことを意識する
かも知れないと告げる。部屋に戻ってきた良介によると、
由樹と祥子とルミはテレビで映画を見ており、泉だけが疲れて
ベッドに入ったことを聞く。直也は泉が寝ている布団に行くと、
好きだとして布団に入り込む。しかしそこに居たのは、由樹で
あり、由樹の体に触ったとして浩が激怒してケンカに発展する。
教師達は翌朝、夕べのような行動は絶対に許さないと生徒達の
前で叱る。
そんな先輩達の姿を見て、中等部の桑原鈴子と小川清美は、マ
ジメにしている私たちがバカらしく感じると告げる。一平は
先生を見習いなさいとするが、一平が隠し持っていたエロ本を
見られ失望される。

バイト先で由樹は浩とベッタリ。他の男子達は直也に対して
昨日の調子で積極的になった方がいいと語る。直也は泉をデート
に誘うが、泉は串田のことが好き故にデートに応じなかった。
祥子達は泉に串田は沢山ガールフレンドが居るのではないかと
するが、確かに女友達は沢山いるが、好きなのは私だけだと
言ってくれたと告げる。

金井は相変わらずスポーツ店のチーフ・小柳夏枝をナンパして
いると、テニスウェアを買いに来ていたダンプに見られてしま
う。金井がテニスウェアを買いに来たダンプを笑うと乱闘に
発展する。

職員室にいる一平の元に鈴子と清美がやってくる。
一平だ大事そうに有田焼の花瓶を手にしていた。しかし理事長
がその花瓶を割ってしまうと、生徒達は高い花瓶だと告げるが
一平は理事長にごまをすり低姿勢のまま頭を下げるだけだった。

バイト帰りの祥子に声を掛ける弓子。祥子は手術の際には心配
をかけたと謝罪する。先生の言葉がとても心に突き刺さり、
今でもお腹の中の子が男なのか女だったのか気になっていると
いう。しかし弓子は人生はこれからなのだから、その事は心の
中にしまっておきなさいと告げる。

串田と泉はデートする。串田はディスコにでも行くか?とするが
泉は串田の部屋に行きたいという。泉は彼のためにナポリタン
を作る。串田の前だと何故だか純粋になってしまうという泉。
串田はそんな彼女にキスするが、そこに突然モモコという女性
が入ってくる。モモコは泉に対して私は2年間彼と付き合ってい
る事を告げ、合い鍵を渡す仲だと語る。泉はそれを聞いて失望し
町に飛び出すと、偶然直也と会う。直也は心配して泉に声を
かけると、彼女からディスコに行こうと誘われ、そこで泉は
ビールを飲んで気を紛らわせる。そして酔った勢いでラブホテル
へと入る。泉は直也にどうなっても良いことを告げ、俺を抱き
たいならば抱けと迫るも、直也はバカにするなとして彼女を
殴り、そして帰宅するよう促す。
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■直也が泉にアプローチ

冒頭からフロで鉢合わせ。そして夜ばいと直也の攻勢が続く。
なんとも羨ましいシチュエーションだ。

しかし泉には串田という彼が居る。
まぁ串田が遊び人であり、傷ついた泉を直也が受け皿になる
というのは、誰が見ても明らかなものが有るけどね。

■二人の生徒は先輩を見て失望する

一平先生が教えていた生徒、鈴子と清美は中等部の生徒だった
のね。確かに部屋の入り口の札に中等部と書かれていた。
確かに寮の生活を見ていると、マジメに生活するのがバカみたい
かも。

しかしキャットファイトな風俗店に中学生を雇うとは、あの
店も即効で捕まるだろうと小一時間。

■一平先生の優しさ

上司にはごますり、エロ本を見る教師・一平の姿。
それをもって子供達に俺を見習えとは確かに言えない物がある
かも。

■ダンプvs女子プロ

女子プロに金井がからまれるのをダンプが助けるという構図。
以前にも金井が不良に絡まれるときにダンプが助けるシーン
が有った。今回は玉二郎と名前で呼んでいたし、二人の関係も
少しずつ距離が近付いてきた。
しかし朝からダンプたちは土手でピクニックでもしていたのか?

■由樹は浩に色仕掛け

寮の中で関係を持とうとするところは相変わらず凄い。
すぐ隣は2組の生徒達の部屋だし、人の行き来が激しいのに
なんでそんな事が出来るのかと。

■金井先生キレる。

時々生徒達が生意気なことを言うとキレる。
今回は女子中学生2人が、一平先生をバカ扱いした事を受けて
切れてしまった。お約束だが、展開としてはよく締まるかも。