夏・体験物語 (1986年・TBS・火21時枠) 脚本：畑嶺明 音楽：城之内ミサ プロデューサー：阿部祐三／浜井誠（TBS） 演出：楠田泰之(1)(2)(4)(7)(10)(11)、赤羽博(3)(5)(8)(9)、志村彰(6)

第11話 涙の初体験
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テニスしている泉や祥子たち。
男子生徒はそんな女性達が練習するのを見ていた。
正代は男子生徒たちを追い払おうとすると、男は正代はエイリ
アン呼ばわりし、自分たちが見ているのは祥子だという。
女子更衣室で着替えをしている中、正代は祥子たちと喧嘩
する。金井が騒ぎを聞きつけ止めにはいるが、何かにつけては
金井が着替えを見に来ることに不満を持つ女子生徒たちは、
怒りの矛先を金井にぶつけ、ロッカールームに閉じこめてしま
う。女子生徒たちは立ち去るが、そこには入れ替わるようにし
て、立花先生が着替えにやってくる。金井は息を殺して着替えを
見ているが、すぐに見つかってしまい、撃退される。

弓子は高校時代の恩師と逢う。
現在その恩師が教頭を務めている東川高校では英語の教師が
辞めたために、弓子に来ないかと誘いに来る。超名門校故に
弓子は悩む。
その事を帰宅すると金井たちに告げる。金井は行かないでくれ
とばかりに目を潤ませ懇願する。

弓子は寮の生徒たちに勉強をさせる中、カップルたちは互いに
勉強を教え合ってイチャイチャする。祥子は弓子に頼まれ
正代の勉強を見ると、そこでも再び喧嘩が勃発。由樹たちは
正代には彼氏が居ないのでやっかんでいるのだと避難する。

正代はそんな由樹に仕返ししようとして、浩が風呂に入って
いる中、正代は裸で風呂に入り始める。浩は早く出て行けと
追い出そうとするが、突然正代は悲鳴を上げ助けを求める。

由樹は浩の事を疑うが、そんなに俺が信用できないのかとして
二人は険悪ムードになる。祥子は先ほど由樹と正代が喧嘩した
のでその仕返しではないかと告げる。

夜、金井の部屋に女性が入るのを見かけた金井。
もしかしたら弓子先生ではないかとして、彼女を押し倒すが
それは良介だった。

翌日弓子は職員室でため息をつく。一平はそのため息の理由
を尋ねると、なかなか自分の指導が生徒に伝わらない事を
嘆いていた。

正代は祥子を見ると謝罪し、お詫びに放課後付き合って欲しい
という。正代は祥子をディスコに連れて行くと、そこで
知り合った男性とアパートの一室へいく。なんとそこは乱交パ
ーティーが行われている場所で、祥子は間一髪襲われるのを
回避する。
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■いよいよ最終話

一応経験していないのは、由樹だけという事で、彼女と浩の
関係に迫る話だった。冒頭から正代によって二人の関係を
こじらせられるが、雨降って地固まる典型的パターンが演出
された。

■喧嘩に次ぐ喧嘩

今回はやたらと乱闘シーンが多かった。
まさにこれまでの総決算だった。

しかし冒頭での金井と喧嘩する下着姿の立花先生はかなり
エロかったな。

■正代が不機嫌な理由

父親の勤めている会社が潰れ、母親の実家である伊豆で
料理店を手伝うために学校を辞めなければならないかもしれない
事で、荒れていたらしい。
それにしても祥子を男性に襲わせようとするのだから、とんで
もない奴だな。

■弓子先生も他校から引き抜かれる

シーズン1でもそんなエピソードが有ったね。
弓子の指導法がなかなか生徒に理解されないことで、弓子
先生も憤り感が強かったけど、流石に辞める事はなかった。

■祥子と正代はレズビアンショーへ

シーズン1だとキャットファイトだったけど、今回はレズビアン
ショーに変更。祥子の下着姿が妙に艶めかしいものがあった。
当然学校側に発覚し、退学の危機に逢う。
寮の生徒達全員が訴えることで何とか回避できるが、正直
この寮が存続出来ている方がおかしい。

■教務主任に長塚京三

最終話だけ有って、ちょっぴり豪華。
でも殆ど生徒達にやられ役になってしまった。