ビーチボーイズ
(フジ1997年7月期・月9枠)

脚本 - 岡田惠和
プロデュース - 亀山千広、高井一郎
演出 - 石坂理江子、澤田鎌作、木村達昭

http://www.fujitv.co.jp/b_hp/bboys/index.html


第4話 優しさのある場所

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民宿に海都の上司大崎部長家族がやってくる。
元上司として一流商社をスッパリと辞められる原因を知りたく
て来たという。部下が辞める事は上司にもその責任が問われる
ものだという。

春子は大崎の二人の息子を眺めていた。

大崎は広海の姿を見て、君に影響を受けて海都は将来を棒に
振ったのかと告げる。

そんな中、真琴は広海のズボンを洗濯しているときに母親の
住所が記されたメモを見つける。広海を呼び出しどういう事か
問いつめる。おじぃちゃんに頼まれたのでしょというと真琴は
春子の元に行きその事実を伝える。やり方が嫌だ、私が決める
こと、勝手にこんな事をして私の気持ちを分かっていない。
不満をぶちまける真琴に対して春子は彼女の頬を叩く。母が
子供に会いたいのは当然のことだという春子に対して、好き
な様にしろと言ってくれたのにと落ち込み部屋に戻って涙する。
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今回は春子の事が描かれた。
来るはずもない手紙を待つ彼女には5歳になる子供が居ること。
真琴と春子の絡みはなかなか面白いものがあり、喧嘩した翌朝
に二人が対面するときの気まずさやら仲直りする様やら、とて
も生々しくてよく描かれている。

部長の意外な一面が見られた。
過去に自らもペンションを開きたがっていたこと。そして誰も
が海都の様な生き方に憧れ、しかし現実によって押しつぶされ
る事を訴える。

オレの生き方が間違っていない事を見せてくれ。そう訴える
部長の姿はまるで自分のこれまでの人生に対して訴えているか
のような感じだ。

はづきもドラマに絡み始めた。
特に彼女はバレーボール選手であり、国体にまで進んだ選手
だったという過去は、広海と生き写した感じの役柄だった。
一瞬自分も・・と言いかけて言えない所や、今回春子を慰め
ようとしてスナック「渚」にいき語りかけるシーンなど、
彼の繊細な一面が見られた。

子役時代の崎本大海が部長の子供役で出ているところも興味
深いね。

桜井広海 - 反町隆史 (元水泳選手)
鈴木海都 - 竹野内豊 (エリート商社マン)
和泉真琴 - 広末涼子 (民宿「ダイヤモンドヘッド」の看板娘)
前田春子 - 稲森いずみ (スナック「渚」)

寺尾はづき - 原沙知絵 (心臓の病気)
内藤祐介 - 川岡大次郎 (真琴のクラスメート)
真下裕子 - 佐藤仁美 (真琴のクラスメート)
蓑田利夫 - 平賀雅臣 (タクシー運転手)
殿村公三 - 武野功雄 (郵便配達員)
和泉勝 - マイク眞木 (民宿「ダイヤモンドヘッド」の親父)
山崎桜 - 秋本祐希 (海都の恋人)
原富士子 - 辻香緒里 (広海の元恋人)

大崎部長 - 平泉成 (海都の会社の上司)

あづみれいか、崎本大海、白根隆也

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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