ビーチボーイズ
(フジ1997年7月期・月9枠)

脚本 - 岡田惠和
プロデュース - 亀山千広、高井一郎
演出 - 石坂理江子、澤田鎌作、木村達昭

http://www.fujitv.co.jp/b_hp/bboys/index.html


第7話 海がくれた勇気

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広海と海都は市場に買い物に行った帰り、またしてもガス欠に
見舞われる。時計のない生活には慣れた?海で泳げるようにな
ったか?そんな会話をしながらGSまで車を押していく。
帰りがけに信用金庫に立ち寄り、クーラーで涼みアイスティー
を飲んでいく。
その間真琴は一人で焼きそば、ビールを売っていた。二人が
帰宅すると真琴は真っ先に怒りを向ける。しかしそこに社長が
美智恵を連れてくるのを見かける。
美智恵は到着して早々に広海や海都に指示を出し、民宿中の
掃除を命令する。一体彼女は誰なのか?真琴に尋ねるも、彼女
もよく知らないが毎年この時期になると来るお客さんだという。
民宿には海都の彼女・桜をやってくる。
客であるにもかかわらず美智恵は彼女の手に触れて、家事など
出来なそうな手だとして挑発する。桜は出来ると言い切り
掃除や料理をすることになる。
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今回は潮音海岸に纏わる過去を持つ女性・美智恵さんの登場。

美智恵のキャラクターは人見知りも無くハキハキとして、とて
も好感度の高いもの。
彼女に色々と指示されて作業させられるも決して悪い気はしな
い。
次々と民宿に来る人たちが彼女の門下生のようになり、良いよ
うに手足のように使われていく。

しかし彼女の素性は誰も知らず、その素性が徐々にはがされて
行く様子がとても興味深い。

海が嫌いな事。
突然帽子が波打ち際に飛ばされ叫び出すところなど、ちょっと
ドキっとさせられるが、社長は彼女の息子が亡くなったのを
知っていたんだね。真っ先に社長が飛び込んでいくところに
驚かされるが、やはりあの元気な美智恵が涙する姿は強烈に
映る。

美智恵の息子は凄い。恐いのに海で泳ごうとする勇気ある行動。
息子のいる海を嫌いになるのは辞めようという広海のセリフは
自らの境遇を上手く重ねた言葉で良くできていた。

最後に海の中に入った美智恵が一歩前進した姿。
その行動はこれを見ていた悩み有る人たちに勇気を与える行動
だったかな。

広末いじりが楽しい話だった。
ちゃっかり信用金庫がオアシスみたいになっている所も笑える。
なんと職員は畑野浩子さんだった。セリフが棒読みで驚いた
けど。

最後の広末の水着シーンは永久保存ものだね。

桜井広海 - 反町隆史 (元水泳選手)
鈴木海都 - 竹野内豊 (エリート商社マン)
和泉真琴 - 広末涼子 (民宿「ダイヤモンドヘッド」の看板娘)
前田春子 - 稲森いずみ (スナック「渚」)

寺尾はづき - 原沙知絵 (心臓の病気)
内藤祐介 - 川岡大次郎 (真琴のクラスメート)
真下裕子 - 佐藤仁美 (真琴のクラスメート)
蓑田利夫 - 平賀雅臣 (タクシー運転手)
殿村公三 - 武野功雄 (郵便配達員)
和泉勝 - マイク眞木 (民宿「ダイヤモンドヘッド」の親父)
山崎桜 - 秋本祐希 (海都の恋人)
原富士子 - 辻香緒里 (広海の元恋人)

菊田美智恵 - 浅茅陽子 (海で小学2年生の子を亡くす)
佐藤千秋 - 畑野浩子 (信用金庫職員、海都に好意)
アロハの客 - 春一番 (真琴をナンパ)

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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