ビーチボーイズ
(フジ1997年7月期・月9枠)

脚本 - 岡田惠和
プロデュース - 亀山千広、高井一郎
演出 - 石坂理江子、澤田鎌作、木村達昭

http://www.fujitv.co.jp/b_hp/bboys/index.html


第11話 海への想い、永遠の別れ

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お前らのお陰で今年の夏は良い夏になった。後はお前らだけだ
と社長は広海と海都に告げる。
ここは俺の海でありお前らの海は別にあるはずだという。
今すぐに出て行けと言っている訳ではないが、ここはずっと
居るような場所ではなく、このままだと俺みたいになるという。

真琴は母親が言った言葉の意味を考えていた。
何故おじいちゃんみたいになりたくないと言ったのか。
ここには何もない、人をダメにするような気がすると言ったの
か。勝にも他にやりたいことが有ったのではないかという。
社長は真琴にあいつらがココを出ていくといったら決して止め
るなと告げる。

海都と広海は語り合う。社長の言うとおり、ついに言われて
しまったという。ここは居心地が良いからずっと居られたら
最高だと思っていた。でもここは社長のもんだという海都。
広海は一つの場所に居続けたいと思ったのが初めてなので
寂しい事を吐露する。

そんな中社長に一本の電話が入る。
社長はサーフ用のウェットスーツを新調したのである。
年を考えた方が良いと告げられるも、どうしてもやりたいと
いう社長。スーツに身を包み、サーフボードを持って海に出る
も危うく溺れそうになる。二人が助けにはいるが大丈夫だと
して、二人の手をはね除ける。
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今回は広海と海都の二人に感化された社長・勝がかつて興じて
いた波乗りを再び始める話だった。

海を最も知るであろう社長で有っても、海は容赦なく牙をむい
てくる。

最初の失敗でかつての社長とは違う姿を見せられ、少し寂し
く切ない思いにさせられる。
いつの間にか波に乗ることを忘れてただの民宿のおやじに
なってしまったという社長が、そこから立ち上がってまた出発
する。
スポ根ものの乗りで今回は終始展開され、ちょっと変わった
印象も与える話だった。

はづきが羨ましそうに眺めている辺りがとても印象的だった。

トレーニングの末、ようやく波乗りすることが出来た。
足腰を鍛えると言うよりも、サーフィンは感覚的なものにも
感じるんだけどね。

再び波乗りした時の社長の喜びの顔を見て、二人は夏の終わり
を実感し始める。
いよいよ最終回はこの地から出発するのか。
そして最後に高波に浚われてしまった社長の安否は如何に!?

桜井広海 - 反町隆史 (元水泳選手)
鈴木海都 - 竹野内豊 (エリート商社マン)
和泉真琴 - 広末涼子 (民宿「ダイヤモンドヘッド」の看板娘)
前田春子 - 稲森いずみ (スナック「渚」)

寺尾はづき - 原沙知絵 (心臓の病気)
内藤祐介 - 川岡大次郎 (真琴のクラスメート)
真下裕子 - 佐藤仁美 (真琴のクラスメート)
蓑田利夫 - 平賀雅臣 (タクシー運転手)
殿村公三 - 武野功雄 (郵便配達員)
和泉勝 - マイク眞木 (民宿「ダイヤモンドヘッド」の親父)
山崎桜 - 秋本祐希 (海都の恋人)
原富士子 - 辻香緒里 (広海の元恋人)
菊池紀子 - 久我美智子 (真琴の担任)

谷田部聖子

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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