ダブル・キッチン
(TBS1993年4月期・金曜21時枠)

脚本・・・西荻弓絵
音楽・・・小林武史
演出・・・吉田秋生、桑波田景信、伊佐野英樹、北川雅一
プロデューサー・・・貴島誠一郎


第1話 嫁婿決戦は金曜日!!

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共に早稲田大学出身の谷村都と花岡忍は同じ趣味のスキューバ
で知り合い半年後結婚する。新居は花岡家の二階に二所帯世帯
として住むことになる。嫁と姑の問題は難しいのではないかと
都は忠告される。特に引き出物まで義母の花岡真知子が決めて
しまった事は何かを予感させるという。しかし暮らしてみない
と分からないとして大丈夫である事を告げる。私生活には干渉
しないという約束で二所帯が住むことにしたのである。

新婚旅行から帰国する都と忍。都は機内食でワインが無料だと
知り飲みまくって空港で二日酔いでグロッキー状態。
花岡家では4時に息子夫婦が成田に着くことを知り、今晩は一緒
にディナーを取る事になっているために家で用意する。父親も
落ち着かずにソワソワしていた。
トカゲが大好きな娘のるみは男性を家に連れ込んでいるが、
男性はオカマで有る事を知る。
長女の静はミュージシャンの寺田ユウノスケと付き合っている
が今日はテレビ出演のために家には来られないという。
都と忍が到着するまでの間、ユウノスケが出演するテレビを
みんなで見ていた。

一方その頃都と忍は、都が酔っている事を知り彼女の実家へと
足を運ぶ。都はベッドで熟睡する間に忍は義母の谷村八重子と
ビールを飲んで盛り上がっていた。目が覚めた都は急いで
花岡家へ行こうと彼を誘う。

花岡家では食事が取るに取れず待ちぼうけ。
酔っぱらって帰宅する忍。都の母・八重子が寂しがっていると
思って立ち寄ってきた事を告げると夫の気づかいに感激する都。
真知子は都の振る舞いに徐々に不満を募らせていく。
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嫁の常識、姑の非常識

なんといっても結婚式を挙げたのに未だに入籍していない事に
驚いた姑。夫婦別姓という価値観にも触れられ、そのシステム
を取り入れていないのは日本とインドだけだというプチミニ
知識まで描かれた。仕事をしている都にとって旧姓で仕事をする
方が何かと便利だからね。

夫婦共に仕事をしている夫婦は、朝食にはコーヒー店で、夕食
は弁当という生活を送るが当然姑には理解できない。

姑のセンス、嫁のナンセンス

色々と姑が気を使って夫婦のために購入してくるが、そのセンス
は世代差なのか個人差なのか、とにかく合わないもの。
暖簾とかベッドカバーとか確かに見た目に分かるくらいセンス
が悪い。
断り切れない所がまた辛いね。

怒りを助長させる水道の管。

二階でお湯を出していると下の部屋でお湯が出ない。
どちらが悪いわけではないのに、互いに嫌い合っているときに
は苛立つ要素だね。

夜中に夫婦の営み?

下の階にいるものたちは上の物音が気になる。
単純に荷物を運んでいるだけなんだけど、その揺れ方がまた
艶めかしいもの。

意外と波長が合うユウノスケと真知子。

父・啓三はチャラチャラしているユウノスケの事は嫌いだけど
案外母親とは波長が合ってしまうところが笑える。
口下手で硬派な感じのバンドマンなのに、家庭に入ると妙に饒舌
なキャラクターだ。

忍と小夜子の関係は?

何らかの関係がありそう。オフィスラブだった関係なのか?
小夜子は大山部長と何らかの関係がありそうだが・・・

2人の妹の役割は?

どちらも奇抜な感じのキャラクター。楽しそうと言えば楽しそう
な関係なんだけどね。

花岡都 …… 山口智子 (29歳、雑誌すてきな奥さん編集者)
花岡忍 …… 高嶋政伸 (28歳、長男、東洋生命)
花岡静 …… 横山めぐみ
花岡るみ …… 坂井真紀
松井修一 …… ルー大柴 (東洋生命)
倉本綾子 …… 阿知波悟美 (編集長)
小島小夜子 …… 細川ふみえ (東洋生命)
三枝正樹 …… 五十嵐光樹
寺田トシ子 …… 原知佐子
下村カヨ …… 野村昭子
藤原春子 …… 岩本多代
谷村八重子 …… 赤座美代子 (都の母親)
寺田ユウノスケ …… 佐野史郎 (バンド"BlackRain"、静の彼)
花岡真知子 …… 野際陽子 (忍の母)
花岡啓三 …… 伊東四朗 (忍の父、マルモト電工)

奥野敦士、川上シゲ、朝倉弘一、白田朗、中丸新将、岩本多代
楠大典、真田寿江子、松宮一彦、秋沢淳子(アナ)

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