ダブル・キッチン
(TBS1993年4月期・金曜21時枠)

脚本・・・西荻弓絵
音楽・・・小林武史
演出・・・吉田秋生、桑波田景信、伊佐野英樹、北川雅一
プロデューサー・・・貴島誠一郎


第4話 地獄の家族旅行

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GWは祖母が亡くなった事で何処にも行けなかったと不満を漏ら
す静。ユウノスケのバンドが解散したことも重なり、ひもじい
週末を過ごすことになりそう。そんな時、静は週末の母の日と
父親の退職祝いを兼ねて温泉旅行に行こうと提案する。
静はすぐに真知子に電話する。祖母が亡くなったばかりなのに
不謹慎ではないかとするが、静はお祖母ちゃんを偲んでいくの
だという。しかも上げ膳据え膳で至れり尽くせりだと告げ、
真知子をその気にさせる。

一方都と忍は結婚後初めてダイビングに行くことになっていた。
週末の母の日の事について、花岡家では何をするのかと都は
尋ねるといつもお小遣いを渡す程度だという。谷村家では母親
が特別なことはするなとしているために何もしていない事を
告げる。今年の母の日はどうしたら良いのか。
そんな中、真知子がやってくる。家族旅行の件を提案されるが
自分たちにはダイビンクの予定があり既にホテルも予約済みで
ある事を語る。しかし真知子はダイビングなどいつでも出来る
として、強引に箱根への温泉旅行を決めてしまう。車は寺田が
用意するので都には旅館を手配して欲しいという真知子。旅行
シーズンなのにそんなに簡単に取れるわけがないとして、頭を
抱えることになる。
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母の日のプレゼント

結局歌舞伎のチケットをプレゼントすることになる。
旅行から帰ってから渡すとするが、静たちが旅館で同じ物を
先に渡してしまい、結局無駄になる。しかし谷村の母親と一緒
に行けば良いとして結果オーライだった。

都は神経性の腹痛

確かに姑らと一緒にいく旅行は癒されると言うよりも疲れそう。
彼女の腹痛にも理解できそうだ。

語学が堪能な都。

旅館で英語を語る外国人が困っている所を都が助けることにな
る。

最初の嫁、姑の対決。

日本は基本的にはチップの文化はないけれど、旅館では心付け
という名で渡す所も残っているらしい。ただ最近は厳格に
断る所も増えているので、難しいところだね。まぁ1万円以下の
旅館ならば多少渡しても良いのかも知れないけど、安く旅行
したいという人にとって邪魔くさい習慣かも知れないね。

貴重品を見ている為に都は風呂に入れない。

悲しい立場が描かれた。結局食事の時までずっとこき使われて
いたので入ることが出来無い。

貴重品が紛失する。

20万円入りの現金が無くなる。
当然姑は嫁を責めまくる。警察沙汰になるが結局朝、姑が隠し
ていたのを忘れていたというありがちなオチ。謝らないところ
は流石に家庭内モラルハザートであるような感じだ。

別の形の嫁と姑の関係

今回は余所様の家庭の嫁と姑の関係に触れるシーンが有った。
その関係は花岡家とは全く逆で、姑が弱い立場で嫁にいびられて
いるというものだった。なんかこの構図の方がちょっと可愛そう
な気がするね。嫁ならば怒りの捌け口があるものね。

夜中に鬱憤晴らしをする都。

忍がワインを持ってきて付き合ってあげる辺りがとても優しい。
夫の心遣いがある内は嫁も頑張れるのだろうけどね。
これが無くなったとしたら一気に夫婦関係が悪くなりそう。

花岡都 …… 山口智子 (29歳、雑誌すてきな奥さん編集者)
花岡忍 …… 高嶋政伸 (28歳、長男、東洋生命)
花岡静 …… 横山めぐみ (長女)
花岡るみ …… 坂井真紀 (次女、学生)
松井修一 …… ルー大柴 (東洋生命)
倉本綾子 …… 阿知波悟美 (編集長)
小島小夜子 …… 細川ふみえ (東洋生命)
三枝正樹 …… 五十嵐光樹 (るみの彼?オカマ)
寺田トシ子 …… 原知佐子
下村カヨ …… 野村昭子 (東洋生命)
藤原春子 …… 岩本多代 (真知子の妹)
谷村八重子 …… 赤座美代子 (都の母親)
寺田ユウノスケ …… 佐野史郎 (バンド"BlackRain"、静の彼)
花岡真知子 …… 野際陽子 (忍の母)
花岡啓三 …… 伊東四朗 (忍の父、マルモト電工)

加賀美 …… 深見亮介 (都の会社の社員)
フミ …… 戸川暁子

石川真希、菅原千加代、市川勉、エド・サーディー


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