ダブル・キッチン
(TBS1993年4月期・金曜21時枠)

脚本・・・西荻弓絵
音楽・・・小林武史
演出・・・吉田秋生、桑波田景信、伊佐野英樹、北川雅一
プロデューサー・・・貴島誠一郎


第9話 嫁姑おせち対決!

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1993年12月31日。静は寺田家の実家に行き、るみは中国旅行中。
この日は大晦日という事もあって花岡家では朝から大掃除で
大忙しだった。
そんな中近所のおばさんから、最近アパートに空き巣が入った
り、武装した強盗が入ったことを聞かされる。互いに気をつけ
合いましょうという。

一方都は9時を過ぎても寝ていた。
忍は自分が朝食を作るから寝ていてと妊婦の彼女を気づかう。
しかしそこに真知子がやってきて未だに寝ている事を見られて
しまう。真知子から妊婦だからおせち料理の手伝いは来なくて
も良いと言われ、またしても都は嫌みを言われたと顔を曇らせ
る。真知子はまた忍に朝ご飯を作らせてとぶつぶつ文句を告げ
る。都は真知子の遠回しな嫌みがズシリと来ることを忍に吐露。

忍は都に八重子の元に何時行くか?と相談する。
明日の元旦の夜に行かないかと告げると、都は正月の花岡家は
みんなが揃わなければならないのではないか?と尋ねる。
しかし忍は八重子一人では寂しい事、花岡家は沢山の人が訪れ
るので三時頃まで一緒にいれば良いだろうと告げる。

都たちは真知子の元へといく。すると部屋中に掃除のために
荷物が散乱していた。都は真知子から座っていてくれても良い
と言われるが、私の頃はお腹が大きくても普通通り働かせられた
ものだとチクリ。でも今では意地悪だと思われてしまうわねと
語る。
都と真知子は互いの家のおせち料理について話し合う。
都の家では毎年スーパーで買っていた事を告げる。真知子から
おせち料理とは三が日に主婦がご飯を作る事から解放される
意味合いが有ることを告げると、思わず手抜き料理ですねと
失言してしまうのだった。
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日本の家庭の大晦日、お正月紹介VTR

まるで外国人に対して紹介するVTRみたいな話だな。
それだけ丁寧に演出された話でも有るのだけどね。

来年の抱負

真知子は嫁いびりを辞めるという事を宣言するし、都はもう少し
真知子と仲良くやることを誓う。

喪中に対する見解のズレ

花岡家の祖母の死去という事。そして亡くなったのは春先である
事。真知子は喪中なのだからとして、都に届く年賀状に対して
チクリと言い渡したり、谷村の母が年賀と書かれた贈り物を
贈ったことで非常識だとする。しかし本を調べてみると、喪中は
普通半年程度だという。親等で変わるものなのかな。

泥棒に入られる花岡家

今回は真知子が部屋に一人っきりになるシチュエーションが用意
された。正月なのに人が出払って居なくなるというのも寂しい
ものだね。これで真知子も谷村家の寂しさを実感できただろうか。
まさかの泥棒。しかも盗まれたのは真知子のへそくり12万円。
泥棒に驚き、階段の滑り止めに引っかかって転がり落ちてしまう。
全ては妊婦の都のために付けていた滑り止めに引っかかる所が
面白いところか。

中国にいるるみからコレクトコール

都に変わらずに電話を切ってしまうところは真知子らしい行動。

嫁姑の争いを実感する静。

どの家庭でも嫁姑の争いは厳しいものだね。
静もそれを体感したのならば都に対して気遣いをみせてあげれば
良いのにね。

父・啓三は大福好き。

真知子が家族のことを良く見ているなと思うところに、家族全員
のモノマネが出来る所にある。散髪した後には必ず大福を買って
くるという。家族のためだとするが、実際には自分が食べたいの
だそうな。


花岡都 …… 山口智子 (29歳、雑誌すてきな奥さん編集者)
花岡忍 …… 高嶋政伸 (28歳、長男、東洋生命)
花岡静 …… 横山めぐみ (長女)
花岡るみ …… 坂井真紀 (次女、学生)
松井修一 …… ルー大柴 (東洋生命)
倉本綾子 …… 阿知波悟美 (編集長)
小島小夜子 …… 細川ふみえ (東洋生命)
三枝正樹 …… 五十嵐光樹 (るみの彼?オカマ)
寺田トシ子 …… 原知佐子 (ユウノスケの母)
下村カヨ …… 野村昭子 (東洋生命)
藤原春子 …… 岩本多代 (真知子の妹)
谷村八重子 …… 赤座美代子 (都の母親)
寺田ユウノスケ …… 佐野史郎 (バンド"BlackRain"、静の彼)
花岡真知子 …… 野際陽子 (忍の母)
花岡啓三 …… 伊東四朗 (忍の父、マルモト電工)

草村礼子、福島靖夫、高橋等、剛州、窪園純一、奥山真佐子


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