ひとつ屋根の下

脚本/野島伸司
プロデューサー/大多亮
演出/永山耕三


第1話 苦い再会


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博多から東京行きの新幹線に乗り込む達也。
7年前に別れた兄弟たちに東京に戻ることを手紙で送っていた
達也は、東京駅で自分の帰りを兄弟が待つ姿を想像しては
期待に溢れていた。しかし期待に反して兄弟は誰一人として
待っておらず、結局終電まで待ちぼうけ。
千鶴との結婚を許してもらう事も上京した目的の一つである
達也はその足で千鶴と共に実家を訪れる。張り切りすぎて
ズボンを破いてしまうハプニングも有る中、榊家は暖かく彼の
事を迎えてくれる。達也は両親の前で自分は幼稚園の頃に習っ
た人としての基本を守って生きてきた事を告げ、お嬢様を
必ず幸せにすると告げる。

達也はまずは小雪に遭うために会社へ赴く。小雪はすぐに彼を
兄ちゃんとして迎えてくれた。彼女のアパートに招かれビール
を飲んでいると、小雪の上司・日下部哲雄がやってくる。小雪
との会話を聞いていた達也は、妹に無礼をはいていると思い
哲雄に殴りかかるが、逆にKOされる。
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初回は達也が東京に出てきて、柏木家の弟、妹たちと一人一人
と再会を果たす話だった。

そんな弟・妹たちの現状を描き、現状に満足していない人たち
へ、兄ちゃんがどのように変えてくれるのか、期待させてくれ
るものが有るのが初回だったと思う。


次男雅也は木内家の病院を継ぐ立場。
研修医の間でも雅也の優秀性は知れ渡っているし、木内の父親
からも実の息子以上に本当の息子のように思われ、病院の跡取
りにすると言われている。達也がやってきた時には今更来るのは
金以外に無いだろうとして、50万円を手渡そうとする。

長女小雪は上司と関係を持つOL役。
既に一話にして自分は血の繋がらない兄姉であることを告白
していたんだね。兄ちゃんとの再会に純粋に喜びを感じている
様子。一人で寂しかったと素直な心情を吐露。達也との再会に
兄弟が冷たくあしらい涙する達也を励ます。

三男和也は不良っぽく育っていた。
しかし現在は更生して働いていたものの職場に刑事がやってきて
彼の犯行を疑う。刑事役が若かりし頃の大杉蓮。
ロフトで屯しているところに達也は出向くも、ナイフを突きつけ
られる。オレは里芋じゃねーとは達也談。

次女小梅は高橋家の養子になっていた。
高橋家の娘・ユカリがまた成績の良い小梅と比較されている
為かひねくれ者。小梅の家での立場の悪さから不満爆発。
喫茶店で会うもいちごパフェも食べずに今更何よと出て行って
しまう。

四男文也は松本で父親の兄の家(小林サイクル)に居候していた。
しかし2年前にバイクと衝突事故を起こして両足が不随に。
今は施設に預けられるようになる。しかし幾ら何でも施設に
送るというのは非情な感じだね。施設にいる文也は自閉症気味。
しかし達也の暖かさに一応東京に行く決心は付いた様子。
スケッチブックの中に兄弟の絵が描かれていたので、兄弟に
対する拘りは強いと思われる。

柏木達也 - 江口洋介 (長男・元マラソン選手)
柏木(木内)雅也 - 福山雅治 (次男・医者)
柏木小雪 - 酒井法子 (長女・OL)
柏木和也 - いしだ壱成 (三男・工場勤務)
柏木小梅 - 大路恵美 (次女・高校生)
柏木文也 - 山本耕史 (四男・車椅子)
日吉利奈 - 内田有紀 (舞台女優。知らなきゃもぐりよ!)
日下部哲雄 - 辰巳琢郎 (小雪の上司)
榊千鶴 - 鈴木ほのか (達也の婚約者)
榊隆雄 - 川津祐介 (千鶴の父親。達也の恩師)
木内裕蔵 - 清水紘治 (医者)
広瀬幸夫 - 山本圭 (医者)

高林由紀子、原ひさ子、河原さぶ、大杉蓮、矢田稔、阿部六郎
小野敦子、日高哲也、逸見慶子、岡女泰樹、神崎恵、中川弘
川口政彦、石川裕司、志村和彦、古川九一、久我美智子
斉藤勉、大野英憲

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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