ひとつ屋根の下

脚本/野島伸司
プロデューサー/大多亮
演出/永山耕三


第9話 そこには愛がある


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小雪の血の繋がりのないことを知った小梅、和也、文也は驚き
の余り連れない行動を取り、更には告白した雅也の気持ちに
答えられない小雪の対応に失望した雅也が飛び出したことで、
小雪もまた家を飛び出してしまう。
なんどか達也の元に電話が鳴り小雪は、母親の住所を聞いて
新潟へと向かう。
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達也の場合。
小雪に戻ってきて欲しいと訴えるも叶わず、小雪が新潟に
行くと分かり達也自身も新潟に行く。小雪の母親・京子に
嘘でも良いから優しくしてあげて欲しいと告げようとするも
達也の伝言より先に小雪が新潟の母親の元を訪れる。
新潟で再会した小雪に家に帰ってくるよう説得。
貧血で倒れた小雪に輸血し、これで血の繋がりが出来たとして
二度と家族ではないと言うなと小雪に告げる。

雅也の場合。
小雪に振られ利奈のアパートに入り浸り。
冒頭兄ちゃんから戻ってくるよう説得されるが、小雪の気持ち
は兄ちゃんに有るとして、まるでオイラはピエロだと拗ねる。
最後公園にいるはずの文也を迎えに行くも居ず、ルミ子の
家を訪れると酷いことを言ったとして暗い顔をするルミ子を
見て急いで近所を探し回る。文也はなんと踏切をくぐって中へ
と侵入する。

和也の場合。
今回は役得か。文也をルミ子の家に送っていくときに、彼女の
胸元にやられる。ルミ子はノーブラ、寝るときは裸だと言われ
昇天。

小雪の場合。
何度か達也に電話をかけるも、なかなか戻ると言えない。
クリーニング屋の前で佇む彼女がとても可愛そうだった。
決心して新潟の母親の元を訪れる。家の目前で自動販売機で
ジュースを買おうとするも出てこない。そんな時、中川の娘
恵と出会う。恵にもジュースを一本買ってあげて手なずける
事に成功。小雪が探している家が恵の家だと分かり一緒に
家に行く。父親にお世話になったとして家の中に潜り込み
最後まで正体を明かすことが出来なかった。
新潟まで追い掛けてきた兄ちゃんとバッタリ遭遇。
一緒に帰るも貧血で倒れて、兄ちゃんの血を輸血。
最後小梅と和也と再会。小梅とは最後まで話しづらそうだった
が、小雪の方からケンケンポーズで接触し、見事受け入れられ
る。

小梅の場合
この場に於いても未だに小雪を受け入れることが出来ない彼女。
達也から母親が上京した目的を聞かされ唖然とするも、それで
も小雪の存在を疑問視する。
しかし幸夫から小梅の大学入学金のために小雪はOL時代に
貯めた金を使おうとしている事を聞かされ、それでも兄妹では
無いのかと責められる。金で釣るとはなんと現金な!

文也の場合。
ルミ子から色々と自分には姉に対してコンプレックスを持つ
事を聞かされ、自分と同じ境遇に共感する。
ルミ子は自分が施設にいたときに書いた絵を模写して展覧会
用の作品にしようとしている事に複雑な気持ちになるも、
それでも良いとする。教師の癖に度々ルミ子の家を個人訪問
する五郎に対して敵意を燃やし、ルミ子のアプローチに対して
五郎が突き放すと、その気持ちを露わにする。自分がルミ子
の受け皿になろうとするも、ルミ子から何も出来ない癖に
同情するなと言われKO。

柏木達也 - 江口洋介 (長男・元マラソン選手)
柏木(木内)雅也 - 福山雅治 (次男・医者)
柏木小雪 - 酒井法子 (長女・OL)
柏木和也 - いしだ壱成 (三男・工場勤務)
柏木小梅 - 大路恵美 (次女・高校生)
柏木文也 - 山本耕史 (四男・車椅子)
日吉利奈 - 内田有紀 (舞台女優。知らなきゃもぐりよ!)
広瀬幸夫 - 山本圭 (医者)

松前ルミ子 - 河合美智子
中川京子 - 風雪ジュン
中川恵 - 安達祐実
兵頭五郎 - 小木茂光

武川修三、太組富士男、風見理香、荒井哲也

評価:★★★★★★★★☆☆ (8.0)

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