ひとつ屋根の下2
(1997年4月期・月9)

脚本/野島伸司
プロデューサー/杉尾敦弘
演出/永山耕三、武内英樹、高丸雅隆


第8話 雅也よ、帰れ!

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小雪が微熱が続くと言うことで検査した結果、彼女は白血病を
患っていることを知る。一刻も早く知らせて入院させなければ
ならないが、帰宅するのと同時に達也は、小雪から前園俊雄と
結婚して小笠原に行くことを告げられる。
小雪の事を傷つけないようにして結婚させない方法はないのか
今度ばかりはどうしていいのか分からない達也。
小梅が有るとき姉・小雪が結婚したら家事の全てを任されるこ
とになる事を嫌い、お姉ちゃんは兄ちゃんと結婚すれば良かっ
たと告げたのをヒントに、達也は小雪と俊雄の前で結婚に待っ
たをかける。
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まさかまさかの白血病。
韓国ドラマみたいな展開になってきました。

小雪の事を女として見られないといったばかりだけど、背に
腹は替えられないとばかりに、好きだとして彼女の前で告げて
しまう。
この辺の告白が実に微妙で、小雪の病気を気遣う余りの発言
なのか、それとも病気になって初めて自分の気持ちを後押し
してくれたのか、とにかく単純な兄ちゃんの中にも読めない
心理が存在していて、それがまた複雑に感じてしまうところが
このドラマの上手いところなのかも知れない。

ピカリンもまた格好良いね。
この行動は小雪の本音を引き出すために仕掛けた事なのかな。
こんな心優しい人ならばすぐに良い相手が見つかると思いたい
所だが、益々女性っ毛の少ない小笠原に飛ぶという事で、結婚
は何時のことになる事やら。

実希の役目が単なる同居人となり始めたところで、また新たに
問題の種を運んできた。少年院上がりの弟が居るという。
しかも和也はもう関わり合いたくはないという不良グループ
に所属している。実希はなんとか脱退させたい様子。
和也は根性を見せることが出来るのか。

文也のエピソードは完全に嘘臭い。
一体何処から出た話何だか。
展開として彼を持ち上げたからには、その内何処かで落とし
処を探している臭いを感じてしまうね。

最後は雅也と電話連絡。
雅也はドイツには行かず赤十字の活動として医者の少ない地域
に行って居るみたい。小雪のことを話したのですぐに戻って
くるのかな。

柏木達也 - 江口洋介 (長男。クリーニング店経営)
柏木雅也 - 福山雅治 (次男。医者)
柏木小雪 - 酒井法子 (長女。血の繋がりはない)
柏木和也 - いしだ壱成 (三男。工場勤務)
柏木小梅 - 大路恵美 (次女。大学生)
柏木文也 - 山本耕史 (四男。車椅子)
広瀬幸夫 - 山本圭 (医者)
兵頭五郎 - 小木茂光
木内祐蔵 - 清水紘治 (医者。柏木家と仲が良かった)
中川京子 - 風吹ジュン
中川恵 - 安達祐実

望月実希 - 松たか子 (工場勤務)
早川真澄 - 黒田勇樹 (下宿人)
倉橋美保 - 伊藤裕子 (大学生)
望月章吾 - 森田剛(V6)(実希の弟。少年院から出所)
早川百合江 - 藤田弓子 (真澄の母)
前園俊雄 - 宇梶剛士 (教師。小雪の見合い相手)
川村泉 - 渡辺由紀 (元陸上選手・達也の同僚)
根本裕司 - 堀真樹 (陸上選手)
井上友史 - 北村総一朗
寺田奈美 - 浅井江理名 (文也の文通相手)
前川 - 冨士眞奈美 (柏木家の隣人)
中川誠次 - 加藤善博
南雲俊平 - 村田泰則 (テニス部の先輩)
南雲真理子 - 山村美智子
寺田良美 - 中村久美 (母)
寺田繁 - 山路和弘 (父)
津山新一 - 古川九一 (チンピラ)
橋田篤 - 山下徹大 (真澄の同級生)
小沢 - 山本顔ノ介 (チンピラのボス)
ヨシカワミチコ - 藤原紀香

阿南健治、甲本雅裕、松村康夫、平嶋圭、渡辺城太郎、広島実

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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