ひとつ屋根の下2
(1997年4月期・月9)

脚本/野島伸司
プロデューサー/杉尾敦弘
演出/永山耕三、武内英樹、高丸雅隆


第11話 地球より重き愛情-兄弟の絆

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新潟へと飛んだ達也と真澄。
中川恵を捕まえ説得を試みるが、変質者に間違われて捕まえら
れてしまう。仕方なく達也は母・京子の元を訪れる。小雪が
病気であることを告げると、少し時間が欲しいと言われる。
夫や娘に全てを語るという。
一方和也はなんとか章吾を組織から抜け出させたくて、小沢に
願い出ると、二つの条件を出される。
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とても難題続きの話だけど、最後には展開が打開し好転してい
くという流れだった。しかし最後には"ピー"となってしまう
けどね。

まず文也のエピソード。
兵頭五郎から過去の話を聞き出す。井上との間に有った出来事。
しかしこれがよく分からない。出会わなければ良かったという
彼。金や一時の名声と引き替えに絵から大切な物を盗まれた
という。でもこれって自己責任って感じもするね。
文也には金を稼ぎたい理由が有ることもあって、そんな現実が
分かっていても、自分を犠牲にして井上に付いていきそうだ。

一方和也のエピソードは意外な流れだった。
確かに和也が一人で乗り込み全てが収まるというのは出来すぎ
だけど、全ては演技だったというオチ。
まさか小沢が友達を求めているとは思わなかった。
実希が手足を押さえられたときはドキドキしてしまう流れだっ
たけどね。

さてメインは達也の説得の話。
シリーズの1作目の時、そういえば京子が金を借りに来たり、
喧嘩した小雪がこの近くまで訪れるようなエピソードが有った
ね。すっかり忘れていた。安達祐実の成長具合が時の流れを
感じさせる。
京子の夫は小雪のことを何一つ知らされていなかった。
そんな彼に告白。愛するというよりも思い告白だという達也の
説明に納得する。
欺されつつげて今の位置にいる旦那さんに一体何を言えば
考えを改め直してくれるのか。基本的に人が良いからこそ、
他人を気遣い自分が損するんだけどね。

柏木達也 - 江口洋介 (長男。クリーニング店経営)
柏木雅也 - 福山雅治 (次男。医者)
柏木小雪 - 酒井法子 (長女。血の繋がりはない)
柏木和也 - いしだ壱成 (三男。工場勤務)
柏木小梅 - 大路恵美 (次女。大学生)
柏木文也 - 山本耕史 (四男。車椅子)
広瀬幸夫 - 山本圭 (医者)
兵頭五郎 - 小木茂光 (文也の絵の先生)
木内祐蔵 - 清水紘治 (医者。柏木家と仲が良かった)
中川京子 - 風吹ジュン (小雪の母。高校の時産んだ)
中川恵 - 安達祐実 (小雪の義理の妹)

望月実希 - 松たか子 (工場勤務)
早川真澄 - 黒田勇樹 (下宿人)
倉橋美保 - 伊藤裕子 (大学生)
望月章吾 - 森田剛(V6)(実希の弟。少年院から出所)
早川百合江 - 藤田弓子 (真澄の母)
前園俊雄 - 宇梶剛士 (教師。小雪の見合い相手)
川村泉 - 渡辺由紀 (元陸上選手・達也の同僚)
根本裕司 - 堀真樹 (陸上選手)
井上友史 - 北村総一朗 (胡散臭い画伯)
寺田奈美 - 浅井江理名 (文也の文通相手)
前川 - 冨士眞奈美 (柏木家の隣人)
中川誠次 - 加藤善博 (京子の夫)
南雲俊平 - 村田泰則 (テニス部の先輩)
南雲真理子 - 山村美智子
寺田良美 - 中村久美 (母)
寺田繁 - 山路和弘 (父)
津山新一 - 古川九一 (チンピラ)
橋田篤 - 山下徹大 (真澄の同級生)
小沢 - 山本顔ノ介 (チンピラのボス)
ヨシカワミチコ - 藤原紀香

渡辺由紀、阿部朋子、澤口夏奈子、折笠富美子、野瀬雅則

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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