ひとつ屋根の下2
(1997年4月期・月9)

脚本/野島伸司
プロデューサー/杉尾敦弘
演出/永山耕三、武内英樹、高丸雅隆


第12話 さよなら柏木兄弟-6月の花嫁

--------------------------------------------------------
達也達が病院に着く頃、一時は心肺停止にまで追い込まれてい
た小雪は一命を取り留めていた。
すぐに恵の骨髄液を検査すると、完全一致とまではいかなかっ
た。このまま移植しても小雪の体がもたない。そう判断する
医師達に、生きる可能性が有るならば、その可能性に賭けよう
という達也。安らかに死なせようとする気にはならないと告げ
る。
--------------------------------------------------------

まぁ小雪は死なないとは思っていたけど、それまでにどうやっ
てドラマを作っていくのかが最後に課せられた仕事という感じ
か。

一人一人小雪は兄弟達に声を掛けていく。
文也には、自分の好きなことに出会ったのだから幸せだと告げ
る。足が動かないのを引き替えに指に力を与えてくれたと。

小梅には、大好きな人が社会人になり辛いときに傷つけるよう
な言葉を投げかけても一度は許してあげろとアドバイス。しかし
二度目に同じ言葉で傷つけた場合には、相手のことを思う人
ではなく自分自身の事を考える人だという。

和也には運動会でのマラソンの話。
ケンケンのシールをおまじないとして付けてあげた事が有った
という事で、今回のマラソンにもシールをつけて走る。

文也は展覧会。
文也の名前で出典した兵頭五郎。しかもその絵はかつて文也
が描いた絵のリニューアル版。過去の自分に負けたことを
描きたかった様だけど、やや不自然な内容になってしまった。

和也はマラソン。
どういうオチに持って行くのかと思ったら、まさかの優勝。
有り得ない。でもドラマです。
小沢が津山に殺される流れもちょっと不自然ではあったけど、
有る意味では収まり処が良かったか。
達也がレース中に泉にドリンクの件を話した辺りの流れが
良かったね。結構ドキっとさせられるセリフだったけどね。

最後はウェディングドレス姿の小雪登場。
生きて居るんだと驚かされた。病室の前で憔悴しきって涙する
シーンはなんだったのかという感じだが、流石に神様も見捨て
なかったという事でしょうか。
一番望むべき相手とかなんとか言っていたので、てっきり達也
かと思えば最後は雅也が主役。これって雅也を海外に行かせない
為の工作ではあるまいなとか下品な考えが頭に思い浮かんだけど
やっぱり達也は追い掛けられるよりも追い掛ける側の方が似合う
という事でしょうか。

柏木達也 - 江口洋介 (長男。クリーニング店経営)
柏木雅也 - 福山雅治 (次男。医者)
柏木小雪 - 酒井法子 (長女。血の繋がりはない)
柏木和也 - いしだ壱成 (三男。工場勤務)
柏木小梅 - 大路恵美 (次女。大学生)
柏木文也 - 山本耕史 (四男。車椅子)
広瀬幸夫 - 山本圭 (医者)
兵頭五郎 - 小木茂光 (文也の絵の先生)
木内祐蔵 - 清水紘治 (医者。柏木家と仲が良かった)
中川京子 - 風吹ジュン (小雪の母。高校の時産んだ)
中川恵 - 安達祐実 (小雪の義理の妹)

望月実希 - 松たか子 (工場勤務)
早川真澄 - 黒田勇樹 (下宿人)
倉橋美保 - 伊藤裕子 (大学生)
望月章吾 - 森田剛(V6)(実希の弟。少年院から出所)
早川百合江 - 藤田弓子 (真澄の母)
前園俊雄 - 宇梶剛士 (教師。小雪の見合い相手)
川村泉 - 渡辺由紀 (元陸上選手・達也の同僚)
根本裕司 - 堀真樹 (陸上選手)
井上友史 - 北村総一朗 (胡散臭い画伯)
寺田奈美 - 浅井江理名 (文也の文通相手)
前川 - 冨士眞奈美 (柏木家の隣人)
中川誠次 - 加藤善博 (京子の夫)
南雲俊平 - 村田泰則 (テニス部の先輩)
南雲真理子 - 山村美智子
寺田良美 - 中村久美 (母)
寺田繁 - 山路和弘 (父)
津山新一 - 古川九一 (チンピラ)
橋田篤 - 山下徹大 (真澄の同級生)
小沢 - 山本顔ノ介 (チンピラのボス)
ヨシカワミチコ - 藤原紀香 (アルバイト募集に魅せられて)

村上幸平、阿部朋子、澤口夏奈子

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

inserted by FC2 system