放課後
(ボクたちのドラマシリーズ
1992年10月15日〜11月12日、全5話木曜20時枠)

原作:山中恒『おれがあいつであいつがおれで』
脚本:戸田山雅司 
演出:星護、小椋久雄


第4話 何よりも大切な事
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奈美はあずさと浩平が入れ替わっていることも知らず、あずさ
に告白する。浩平はあずさにどうするつもりか?と問い、断る
しかない事を告げる。しかしあずさは女の子が自分から好き
というのがどれだけ大変なことなのかと告げ、安易に断れない
という。しかしその気もないのにつきあう方が失礼だとするが
奈美の事は私がなんとかすると告げる。

浩平は奈美は一緒に帰らないかと呼びかけるが、奈美はあずさ
と約束が有るとしてそそくさと帰ってしまう。
二人はデートするが、浩平は二人の後を尾行していく。

ヌイグルミを見て装飾品を見て、喫茶店でパフェ。そして公園
のベンチで語り合う。あずさは奈美にずっと話したいと思って
いた事を告げると、奈美もずっと高本くんの事を思っていたか
ら夢みたいだという。

翌日奈美は浩平に、まるで初めてつきあったという感じでは
なくずっと友達みたいな感覚だという。高本くんはシャイで
女性的でフェミニストなので、私の方から積極的になった方が
良いと告げ私から迫るという奈美。17歳に夕暮れの海辺を好きな
人と歩くのが夢だったという。今日も図書館で勉強を教わると
して奈美は帰ってしまう。

浩平はあずさを呼び出すと、あずさは心配しなくても良いという。
しかし浩平は今日はバンドの練習があるから早めに抜けだして
PSに行って欲しい事を告げる。しかしあずさは貴方がいれば
練習は出来るでしょうと告げ、奈美と話し合うことが出来るよ
うになってやっと落ち着けたという。自分のペースを取り戻す
事が出来たので、暫く私の好きにさせてと言う。

しかたなく浩平は一人でPSにいき、バンド活動に加わる。
しかし祐は浩平のノリが悪いことに気がつき今日の練習は止め
ようと告げる。

翌日、仲間たちの間で奈美と浩平がつきあっていることが
知れ渡る。祐は浩平を見掛けると練習をサボって何をやっている
のかと尋ねる。更にあずさのことをどう思っているのかと問い
奈美とつきあっているのならばオレがあずさにアプローチする
事を告げる。お前とはイーブンな関係でいたかったのに、あずさ
の事、バンドのことほったらかしている事を指摘する。やりたい
事もやれずに居る生徒たちの目を覚まさせるのが目的で一緒に
バンドを始めたのだろうと告げるが、あずさは私はそんな事は
知らないという。祐は呆れて、俺一人でも活動を続けると告げる。

祐はPSで仲間たちに、クリスマスの日に体育館を借りてダンス
パーティーを企画しようと告げる。マスターが通っていた時に
はそんな企画が開催されていたという。あずさが生徒会で議題
にあげてくれればなんとかなるという。あずさはそれは良いが
浩平がなんというかと臆する。
浩平はあずさに電話し、事情を話すとあずさはくれぐれも乱暴
なことだけはしないでと許可を与える。

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あずさと奈美は仲良し

体は入れ変わってしまうが、元々この二人は仲良しという事で
相性はバッチリ。デートを重ねていくことで仲良くなっていく
が、奈美にしてみれば逆に好きな女性に何も求めてこないこと
を疑問に思っていく。

あずさと祐は仲違いしていく

当然浩平の姿をしたあずさなので、バンドを結成したときの
気持ちなどあずさには分かるべくもない。
奈美と仲良くしていることで、祐にはあずさとの関係にしても
バンド活動にしても中途半端に写るようだ。

祐はクリスマスのイベントを開催しようと画策する

イベントを実現させるためには生徒会の承認が必要という事で
あずさに頼んで議題を提出して貰う。
最初は生徒会長の本條の圧力によってもみ消されるが、上手く
根回しして署名を集めた事で、再度採決を取り、無事承認され
ることになる。

本條はあずさの行動を非難

彼はあずさが突然学校に楯突くようになった行動の意図として
自分の気を引きたいのだろうと告げる。
そこまでは良かったが、祐たちに対して、住む世界が違うとか
下品で落ちこぼれだと告げると、あずさは彼を殴り飛ばす。

停学三日間

生徒会長を殴ったせいであずさは三日間の停学。
あずさの母・光江は、そうなった原因は浩平とつきあい始めた
からだとして文句を告げに行く。
それを聞いた父・正平は何も言わず、高校時代に後悔したこと
を語って、人はなるべく後悔しないように生きた方が良いこと
を語る。

奈美は浩平の何処が好きになったのか?

浩平は奈美に自分の何処が好きになったか尋ねる。
本当にやりたいことをやっている人であり、羨ましかったのかも
知れないとの事。やらなければいけない事ではなく、やりたい
ことをやらねばならない事を告げ、その為に告白できたことを
告げる。


秋山あずさ …… 観月ありさ (お嬢様)
高本浩平 …… いしだ壱成 (バンドマンの高校生)
若宮奈美 …… 諸岡菜穂子 (あずさの親友)
坂浦祐 …… 葛山信吾 (浩平の仲間)
前田洋治 …… 河相我聞 (浩平の仲間)
本條司 …… 武田真治 (生徒会長)
秋山光江 …… 田島令子 (あずさの母)
秋山宗一郎 …… 梅宮辰夫 (あずさの父)
高本正平 …… 森本レオ (浩平の父)
高本郁子 …… もたいまさこ (浩平の母)
八木沢稔 …… 松崎しげる (バーのマスター)
菊池啓太 …… 阿久津健太郎
水原とき子 …… 橘ゆかり (あずさの担任の先生)
吉崎大輔 …… 鶴田忍 (浩平の担任の先生)


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