ラブジェネレーション

脚本/浅野妙子、尾崎将也

第1話 新しい自分と運命の恋に出会うとき

終電が過ぎた駅前で佇む哲平。
そんな彼の前に彼氏から捨てられ車を降ろされる女性が居た。
哲平は彼女に声をかけるとタバコを差し出す。
終電が終わっているため、朝までカラオケに行かないかと
誘う。ラブホテルに設置してあるカラオケをしようと誘う
とすんなりと付いてくる彼女。哲平はあわよくばH出来る事
に期待するが、拒否されそれ以上深くは追求せず。
気がつくと朝になっていた。彼女は既にチェックアウト。
急いで哲平は仕事の現場へと足を運ぶ。すると本社から電話
が有り出社すると、異動を命じられる。これまでのクリエイ
ティヴから営業一課への転属。仕方なく新しい仕事場へと
向かうと、昨日のホテルで一緒だった彼女が同じ職場に
勤めているのに気がつくのだった。

冒頭からちょっと唐突な感じのする展開。
トレンディドラマって、出会いの状況を印象的にするために
奇抜な展開を用意することが多いよね。

初回と言うことも有り、人物紹介に終始する話しだった。

特にテーマを設けるならば、過去からの脱却といった感じ。

片桐哲平は高校時代の彼女・水原さなえとの関係を引きずって
いる。そんな彼女が東京に上京していることを知り、再会に
思いを馳せていると、なんと彼女は兄と付き合っている事が
判明。

一方上杉理子も大学時代から付き合い結婚も約束していた彼
との別れから始まる。永遠に有ると思っていた学生時代の
時間。それが社会人となり忙しくなって二人はすれ違い、
彼の方から別れを切り出すというシチュエーションである。

そんな相手との思いを断とうとして、互いに思い出の品を
失わせるという展開を用意する。
月9ドラマらしく、ベイブリッジの下で朝を迎えるシチュエー
ションはとても象徴的。
初めて出会った事を感じさせないほど、主人公である哲平と
理子の息のあったプレイ。
喧嘩するほど仲が良く、ラブホテルに同行しても決して怪しい
雰囲気にならないさわやかに関係をドラマでは上手く演出する。
これまでの恋愛、これまで出会った異性も二人の関係には
叶わないというくらいに何でも言い合える関係を演じている。

片桐哲平 - 木村拓哉
上杉理子 - 松たか子
片桐荘一郎 - 内野聖陽
水原さなえ - 純名里沙
高木エリカ - 藤原紀香
黒崎武士 - 平田満
白石奈美 - 森口瑶子
吉本民夫 - 川端竜太
佐々木大作 - 井筒森介
上杉謙一 - 井川比佐志

guest
岸博之、井之上隆志、山崎直樹、近藤京三、原田修一
長嶺尚子、丸山浩之、浅見貴子、三枝慎、中村育二
堀真樹、高杉航大、川畑タケル、伊藤和重、松本修

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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