ラブジェネレーション 脚本／浅野妙子、尾崎将也

第5話 キス、キス、キス

吉本と寝たという理子。好きじゃないならそんな事するな
という哲平だが、理子は人の気も知らず優しくする哲平には
言われたくないという。
相変わらず理子は哲平と職場でも口を聞かない状況の中、
哲平はなんとか彼女の機嫌を取り戻そうと、"篠山フーズ"
の急な仕事に託けて、二人っきりの残業を演出する。
素直になれない理子は残業中、エリカからの電話を吉本に
見立てて電話の対応をする。哲平は気を遣い、一人で残業
する事になる。

今回は仲直りの為に演出されたようなドラマ。
脚本は第5話にして初めての尾崎さん担当の回だった。

哲平の部屋が水浸しになり、大切にしていた本がダメになる。
落ち込む哲平を見て理子は同じ本を見つけ、それを仲直りの
きっかけにすべく奔走する。

ドラマっぽく、理子との約束の時に水原の傍から離れられない
様な時を演出。素直に約束の場所に行ければ仲直り出来る
のに、ドラマでは一癖置いた後、仲直りするという寸法だ。
当然ながらすんなり約束の場所に行く以上に、劇的な展開が
用意されていることは間違いない。

哲平の理子への気持ちが何処にあるのか。
ドラマではその辺が明確になっていない分、今後共に不安要素
として存在しているが、今回取りあえず二人が気持ちを確かめ
合う話しだった。
職場で二人が口を聞かないと息のあったプレイが見られない
からね。
本のエピソードは如何にも作られた感じがするし、荘一郎
周りのエピソードもなんとなくドラマらしさを感じるが、
それでも最後のキスシーンを見せられると多少の不自然さ
も気にならないといった感じか。

電光掲示板のメッセージが意外にもストレートで驚いた。
やっている事は相当捻くれているからね。

片桐哲平 - 木村拓哉 (元彼女さなえの事が忘れられない)
上杉理子 - 松たか子 (哲平の事が好き。哲平と同じ職場)
片桐荘一郎 - 内野聖陽 (哲平の兄。さなえと婚約)
水原さなえ - 純名里沙 (荘一郎にプロポーズされる)
高木エリカ - 藤原紀香 (理子の友人。哲平が好き?)
黒崎武士 - 平田満 (哲平の上司)
白石奈美 - 森口瑶子 (荘一郎の元彼女。麻薬で捕まる)
吉本民夫 - 川端竜太 (哲平の親友。エヴァ好き)
佐々木大作 - 井筒森介
上杉謙一 - 井川比佐志 (哲平の親友。)

guest
岸博之、井之上隆志、山崎直樹、近藤京三、原田修一
長嶺尚子、丸山浩之、三枝慎、中村育二
堀真樹、高杉航大、伊藤和重

林真奈美、浅見貴子、浅野和之、品川徹、山上賢治
瀬戸陽一朗、今井彰一

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)