ラブジェネレーション

脚本/浅野妙子、尾崎将也

第10話 東京ラストデート

哲平はなんとか誤解を解きたいが、理子は彼のことを避けて
いた。そして突然理子は上司・黒崎に退職願を出す。
仕事が終わり哲平は理子のアパートに向かうと、部屋からは
妹の緑が対応に出る。渋々出てくる理子。誤解を解く前に
哲平は会社を辞めることについて尋ねる。妹が受験で
東京に出てくるため実家の人手が足りなくなる為に帰郷する
と説明する理子。そんな彼女に哲平は、"オレが行くな"と
言っても帰るのか?という。理子は信じられる気持ちは
そう簡単に取り戻せない事を告げた。
理子は哲平に内緒で仲間達と送別会を密かに行おうとする。
エリカが気を利かせて哲平を呼ぶが、その席でも二人は
しっくり行かず、哲平との別れの宣言をして理子は一人先に
帰ってしまう。理子のアパートには水原が待っていた。
あの日の事を弁明するつもりはないという水原。しかし
あの日私の前でハッキリ、オレが好きなのは理子だと言われた
事を告げるのだった。

一度別れると決めた時の理子の意固地な所がドラマを複雑に
させた感じ。
オレはスケベで大馬鹿者だがウソはついていない事を語っても
ダメ。好きだと言ってもダメ。牙城はなかなか崩れず。

しかしそんな理子も一度は仲を取り戻そうとした。
哲平との話し合いに正面から向き合おうとしたときに、
哲平の部屋から出てきた指輪。
この指輪って何の指輪だっけ? 理子と元彼の指輪かなと思って
見ていたら、この指輪が別れを堅いものにさせる決定打に
なってしまった。

ここまでスネられてしまうとどうやって相手の気持ちを振り
向かせれば良いのか分からないね。

ドラマとして面白いのは、水原と壮一郎も全く同じ様な
展開になっていること。空港まで止めに言った壮一郎の制止も
空しく別れることを告げる水原。

別れの日。
哲平は一日、オレに時間をくれという。
素直に応じた彼女にはまだ気が残っているのだろうね。
一番罪なのは、別れたと思った次の日に弁当まで用意して
仕事場のデスクに置いておく事。こういう行動が結局
相手に思いを募らせる結果となる。
でもここまで来るとそう難しくはない牙城かなと思うね。
好きだという気持ち自体は残っていることを告げている
訳だし。
取りあえず最終回がどうなるのか。
タイトルから見て想像は付くけどね。

片桐哲平 - 木村拓哉 (元彼女さなえの事が忘れられない)
上杉理子 - 松たか子 (哲平の事が好き。哲平と同じ職場)
片桐荘一郎 - 内野聖陽 (哲平の兄。さなえと婚約)
水原さなえ - 純名里沙 (荘一郎にプロポーズされる)
高木エリカ - 藤原紀香 (理子の友人。哲平が好き?)
黒崎武士 - 平田満 (哲平の上司)
白石奈美 - 森口瑶子 (荘一郎の元彼女。麻薬で捕まる)
吉本民夫 - 川端竜太 (哲平の親友。エヴァ好き)
佐々木大作 - 井筒森介
上杉謙一 - 井川比佐志 (哲平の親友。)

guest
上杉緑 - 吹石一恵

高橋克実、秋田宗好、春延朋也、浅見貴子
岸博之、井之上隆志、山崎直樹、近藤京三、原田修一
長嶺尚子

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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