ラブジェネレーション

脚本/浅野妙子、尾崎将也

第11話 この恋のために、生まれてきた

実家に戻った理子は熱心にペンションの仕事を手伝う。
妹の緑からつらい思いを振り払っているかのようだと皮肉ら
れる。エリカも週末を利用してペンションに遊びに来る。
未だ哲平の事を怒っているのか尋ねると、理子は自分が
哲平に悪いことをしたと告白する。彼は真剣に思っていて
くれたのに私は信じることが出来なかった。今更元の関係
には戻ることが出来ず、例え戻っても同じ事の繰り返しに
なるのではないかと気にしていた。
一方理子は姉から実家で落ち着くのならば見合いをしろと
言われる。近所の北村写真館の次男坊との見合い。姉の顔
を立てろと言われ理子は渋々見合いをすることになる。
一方哲平はコンペに参加する企画を話し合っていた。
今まで企画を巡ってやり合っていたサカイから、以前のお前
とは変わって張り合いが無くなったと指摘される。
哲平は仕事を終えるとエリカを呼び出す。彼はエリカが理子
と会ってきたのを知って彼女の様子を聞きたがった。
彼女は哲平に理子がお見合いすることを告げると、彼は
急いで理子の実家に行くことにする。

いよいよ最終回。
最後は不自然なくらい遠回りするような展開だった。
最後に用意されたシチュエーションは、哲平が理子にプロポ
ーズした星降るスキー場かと思って見ていれば、その予想は
外れて、町中で偶然に会うというシチュエーションが用意された。

今回は何と言っても理子のお見合いシーンに乗り込むという
シーンだろうか。このお見合いも本気で受ける可能性が有ると
それなりの緊迫感が出たのかも知れないが、理子がこの縁談を
受ける気がないのは明らかであり、やや緊迫感が無かったのが
残念。

ただその後、理子の家族と夕ご飯を食べるというシチュエー
ションはかなり気まずい感じだった。

プロポーズは意外とオーソドックスなもの。
ただこのプロポーズをするときには、二人の関係まだギク
シャクして居たこともあり、一か八かの最後のチャンスの
つもりだったのかも知れないね。
哲平が機転を利かせて、星の沢山降る場所を見たいと言わず
に東京に戻ってしまったのならば出来ないものだった。
でも昼間に星降る場所に連れて行けというのもちょっと変な
感じだね。

仕事の件は上手く行った。
哲平と一緒に仕事をする社員の我が儘っぷりが何とも言えない。
この前まではお前のスタンドプレイについて行けないとして
仕事から降りようとしていたのに、今度はお前らしくないと
きたもんだ。

理子の変わりに新しく職場に来たのは、黒谷友香演じる
金沢という女性。今回エリカも哲平の事を誘う振りをして
いたし、哲平の周りには女性ばかりだ。

最後の方はよく分からない感じの駆け引きだった。
金沢と一緒に居る哲平の姿を見て何を感じたのだろうか。
プロポーズした相手がこの場面で浮気していると思わせる
には無理が有りすぎるわけで、やや不可解な演出。
それ以前に理子の行動は意味不明な所が多いと思う。

しかし兄弟共にハッピーエンドの様で良かったね。

片桐哲平 - 木村拓哉 (元彼女さなえの事が忘れられない)
上杉理子 - 松たか子 (哲平の事が好き。哲平と同じ職場)
片桐荘一郎 - 内野聖陽 (哲平の兄。さなえと婚約)
水原さなえ - 純名里沙 (荘一郎にプロポーズされる)
高木エリカ - 藤原紀香 (理子の友人。哲平が好き?)
黒崎武士 - 平田満 (哲平の上司)
白石奈美 - 森口瑶子 (荘一郎の元彼女。麻薬で捕まる)
吉本民夫 - 川端竜太 (哲平の親友。エヴァ好き)
佐々木大作 - 井筒森介
上杉謙一 - 井川比佐志 (理子の父)

guest
上杉緑 - 吹石一恵 (上杉家・四女)
金沢はるみ - 黒谷友香
上杉 - 五十嵐いづみ (上杉家・長女)
上杉さち子 - 鈴木美恵 (上杉家・次女)
サカイ - 山西惇 (哲平と同じ会社の社員)

高橋克実、奈月ひろ子、伊藤和重、小松正一、丸久美子
鈴木小百合、古郡慈子、林真奈美、ト字たかお、松美里把
流川広司、岸博之、井之上隆志、山崎直樹、近藤京三、原田修一
長嶺尚子、中村育二

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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